こじらせた顛末

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こじらせた顛末

 王様ベッド、姫ベッド──さまざまな呼び名をもつアレ。  そう、天蓋付きベッド。  アレに憧れたことってありませんか。  私はね、だいぶアレですよ…。こじらせてしまいましたよ。  思えば、幼いころに読んだ絵本の王様は、みんな屋根がついたベッドで眠っていました。  中二のころ、身を持ち崩すくらいやりこんだゲームでも、ノーブル(貴族)は屋根付きのベッドで眠っていました。  最近読んで泣き崩れた悲劇の主人公のマンガでも、貴族は屋根付きのベッドで眠っていましたね。  いや、どれも憧れるなぁ…。 5334aa69-1504-45be-a210-206eee54c4b8【憧れと現実を可視化することも大切です】  ところが、私の現実は隙間風吹くボロ屋で、薄っすいフトンを敷いて眠る日々。  いつしか私も天蓋ベッドへの憧れを忘れていました。
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