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現実
もうそろそろ起きて食事係から量の少ない食事を貰わなければ、と私は自分を奮い立たせて重いまぶた開けた
そこには言うまでもないだろう魔王がそこにいた
「よく、寝れたか?」
と微笑み、私の髪をゆっくりと撫でる彼はとても美しく魔王ということを忘れそうになる
改めて魔王のことをよく見て見ると頬にうっすらと傷跡がある
「頬の傷跡大丈夫ですか?」
私が第一声を発すると魔王はクスリと笑って触って見るか?と聞いてきた
せっかくの機会なので触らせて貰おう
魔王は壊れものを扱うように私の手をゆっくりととりそっと右頬に寄せる
魔王の手は私が想像するより冷たく少し驚いた
「君も手は暖かいな」
魔王は私に顔を寄せ、唇にキスをした
ん?キス?わわわ!私のファーストキッスがああ!!
ファーストキッスを奪われた私は無事に卒倒した
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