勉強会的な

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「ねぇ君どういうこと?」 「親衛隊全員に伝えたはずなんだけど」 「まさか知ってて隙狙った感じ?」 「ずる賢いねー」 「今大変なのにー」 「人のことも考えれないんだー」 「晄を見習いなよ」 「バカだね本当」 「「僕、君みたいなビッチきらーい」」 「わァ…ァ…」 同じような可愛い顔をした双子が交互に言葉のラリーをしていると思ったら急にスマッシュ打たれたのだが? え?俺何で急に嫌われたの…? ビッチ……?ビッチってどのビッチ? えっち好きな男の子のこと? それヤリチンか…………え?俺ビッチ? 俺が内心テンパって傷ついていたら探されていた先輩が口を開いた。 「お前ら、こいつは俺が勝手に誘ったんだ。こいつ血迷ったか知らねぇけど生駒の親衛隊だ」 おぉー!先輩言ってやってくださいよ!俺は何も悪くない被害者だって!! ……………血迷った?生駒ちゃんそんなに好きじゃないですか? 「え?親衛隊じゃないの?」 「え?狙ったわけじゃないの?」 「「え?生駒の親衛隊?」」 「そこだけシンクロするのなんなんすか……」 ちらっと見たときに靴が青色だったので1つ上の先輩だとわかる。 俺より全然小さくて可愛いのに先輩なんだ… ギャップー… ってか生駒ちゃん推しっておかしいの?そんなことないよね?可愛いよね?生駒ちゃん…… 「そういや、お前俺様のこと知らないような口振りだったな」 「「え?生駒知ってて知らないわけなくなーい?」 「お前まさか…演技してたのか…」 「「無知アピールして興味ひこうとしたんだー!」」 「あ!?んじゃ元々ヤリ目かよ」 「「うわーたちの悪いビッチだー!!」」 「ちっ…お前やっぱなしな」 「「僕たち処女が好きなのー君みたいなビッチはお呼びじゃないんだー」」 「確かに…処女がそんな格好してるわけねぇよな…妙にエロいと思ったのはそういうことかよ」 「「計算高ーい!相手なんかしてあげなーい」」 「あー萎えた…おい戻るぞお前ら」 「「はーい」」 そうマシンガントーク漫才をした先輩がたは俺をにらみながら去っていった。 ……………なんで俺こんなに貶されたん?…………… 口挟む隙がないほど交互に悪口を言われた 俺別に演技なんかしてないんだけど…… 先輩有名人だったのか……だから推しが誰か聞いてたのか……アイドルかな? っていうか処女とかビッチとか中学生かよ!俺は童貞だがなにかぁぁー??? 最初から最後まで本当に意味わかんないことばっか言いやがって…俺は保健のテストも最下位なんだよ!! 下ネタは深すぎるとついけないんだよバカタレ! 中学生までの知識なんだから易しい下ネタにしろよ!つか初対面で下ネタはハードル高ぇな…… やばいやつらだよ本当に 推測だけで人を貶すなんて17歳のすることですか!? 激怒です。 嫌いですあの人たち。 お互いに嫌い合ってるってある意味相思相愛だね! やったね!
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