勉強会的な

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急に連れて行かれたと思ったら、セクハラされて、なぜか親衛隊きかれて、双子が現れて、3人が勘違いで俺を罵倒して、俺は放置された。  文字に起こすとだいぶやばいな 男子校でしかも知らない人に罵倒されてビッチ呼ばわりされた………… そんなことは恥ずかしくて誰にも言えない………… 俺の胸の中でそっと隠して、一人静かに傷ついておこう…………… 誰にも相談やら愚痴やら自分のプライドが邪魔して言えないよ……………… なんてことはなく 「ただいまー聞いてよ赤楚ぉぉー!!」 「おかえり、遅かったな」 「むん!さっきヤバい奴に絡まれてストレス馬鹿みたいに溜まったんだけど」 「…同級生?………またその服着てるのか」 「1個上の先輩、ん?このパーカー?俺そんなに着てるっけ?」 机に向かいシャーペンを走らせていた赤楚は俺を見るとなんてことないように言った。 確かにこの服お気に入りだったんだよなーいっぱい着ている気がする。 さすが赤楚だな 「それ中3のときも着てた……それで、ヤバい奴って?」 「初めましてなのにビッチって言われた」 「ビッチ…?……青倉が……ビッチ……ふっ」 「おいっ!笑うなアホ!」 性欲はあるけど女の子にあうこともできないピュアな俺の性格を知ってる赤楚は不覚にも笑えたらしい おいっ!ヘタレなのにって言うな!!ボソって言ったけど聞こえてんぞ ピュアって表現しろよ! 赤楚が珍しく笑うネタがビッチって嬉しくないよ 「もう、本当にやばい先輩だったんだから……生駒ちゃん可愛くないって言われたし………俺の天使なのに…」 「生駒ちゃんね………そいつらの感性おかしいんじゃないか?」 「ですよねー!可愛いよねー!頭狂ってんじゃないあいつら」 赤楚は俺と同じ感性だな さすがだぜ 「ストレスが溜まって疲れたからちょっと寝ても……」 「今日…何問…解いた…?」 ドサクサに紛れて少しサボろ〜っていう魂胆がバレてしまったのか… そんな圧をかけないでくれ赤楚…… いつも無表情に近い顔がさらなる冷たさをもっている。 吹雪が吹いてるよ………ブリザードだよ赤楚…… 「飲み物は?」 「………あっ」
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