俺、青倉蒼司です。

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Sクラスはこの学園のトップレベルが集うやばい集団だ。 学力とか家の権力とか運動神経とかとにかく桁外れだが、性格がやばいらしい。 まぁ、一言でいうと変人集団っつーことですわ! 会ったことも喋ったこともないんだけどね。 中学は一緒だからあったことはあると思うけれどまぁ…記憶ないよねっ(・∀・) 1年だけれど生徒会のメンバーもいるらしい。 集会はノリについていけなくて寝てたりサボってたりしててほとんどの生徒会を認知できてない。 ってか普通に考えて生徒会長とか名前と顔一致できてるやつほとんどの学校の人いないよね Aクラスは確実に大学進学する人たちらしい。 旧帝大の進学を目指す学力に特化したひとたちで、Sクラスとは違って家の権力が割と普通…実力でこの学校に進学できたすごい奴らだと思う んでBクラスは就職したい奴らで、経済とか商業とか色んなもんを学んでいる。よくわからんけど 普通科のCクラスとは違って専門だから将来見据えてるすげぇ奴らですわ そしてCクラス!俺らは勉強はできないけれど!!スポーツはできる運動神経特化のすごい奴らなのである!!! みんなそれぞれ部活動で全国レベルの成績をおさめているすごーいすごーい奴らなのである!!! 俺もすごいよ! 中学のとき剣道部団体戦で全国準優勝したことあるからね!ドヤッ Dクラスも俺等と同じ感じなんだけど文系って感じ。 美術とか書道とか芸術選択で結果残してる奴らなのでSクラスと同等の変人ばかりだ 赤楚との対決が終わり、授業が再開するがまぁ…授業の記憶がないのは仕方がないよな 授業が全て終わり、あとは寮に帰るだけ………ではない クラスのみんなはほとんど部活に行き、少人数が残っているがそれでもガヤガヤしたクラス 「もう6月に入ってじめじめしてるから部活行きたくない……」 ボソッと赤楚に助けを求める 「青倉が入ったんだろ」 ズバンっと効果音がつくぐらい一刀両断されてしまった 青倉は物理的ダメージ0、精神的ダメージ50を負った。 「一刀両断すな!一刀両断やめい!」 「今日授業で一刀両断出たからって使いまくるな、一刀両断は中学で使い果たせ」 「わぁーひどいぞ赤楚っもう森羅万象っ」 「無理して使おうとしてんじゃねーよ、前後の脈略ばらばらだよ」  ぴえん 「ぴえん」 なんだかんだいって俺のことがだーいすきな赤楚はIQ3の会話に付き合ってくれているが、疲れたのか部活に行こうとリュックに手を伸ばそうとしている。 まぁ、まだまだ俺に付き合ってもらうためにそのリュックは俺の腕の中…人質になっているがな! 「これくらいの蒸し暑い時期の剣道部がきついのはわかるけど………将来有望な大将候補がこんなことでへばってていいのかな?」 爽やかな笑顔の中にあざとさ、腹黒さ要素を含む赤楚の顔面は凶器に近い。 そして俺はイケメンやかわいい子、美しい人に弱い。つまりは赤楚の完全勝利なわけで。 「次期部長の青倉!いざ!部活に行って参る!!」 赤楚のリュックをパスして高らかに宣言した俺はドヤ顔で教室を出ていく。 「じゃあな赤楚」 「人の荷物は丁寧に扱えバカ」 赤楚に手を振るも睨まれ説教されちった…ぴえん。
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