オーちゃんとベンツ君

オーちゃんを助ける！！

「お、これは。ガレージが開いてるぞ」
泥棒がオーちゃんを盗んでしまいました。少しずつ、オーちゃんを乗せたトラックは消えていきました。
「うわ、夢か…」
ベンツ君は、怖い夢をみて起きました。しかし、クラクション(いびき)が聞こえません。更に、オーちゃんの家からトラックが去っていく音がしました。嫌な兆しを感じて、ガレージを突き破りました。
「オーちゃん？」
やっぱり、彼女の姿はありませんでした。ベンツ君はオーちゃんを探しに、空いた道路を疾走しました。すると、一筋の影が見えて来ました。
「ベンツ君、助けて…」
「オーちゃん、僕はここだ」
「助けに来てくれたんだ！」
ベンツ君は、トラックから繋がっていた鎖を外そうとしました。