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俺と帆奈には秘密の暗号がある。帆奈は俺の同期の警察官が、女にしてはとても度胸があった。
俺を慕い、いつのまにか深い仲になった。俺らは公私共にバディを組むことになった。
とある日、事件も解決し捜査本部も解散、デスクに戻ると俺を艶かしくみながら彼女は二本指で唇を叩く。
他にも俺の女は何人かいるがこの暗号はわかるまい。周りからは女たらしなんぞ言われるが近づくのは女たちの方からだ。
俺は帆奈にわかった、と右目の横を俺が人差し指で叩くと、さらに彼女は同じサイン。たく、お前は欲深い女だ。
そのあと、ホテルで激しく乱れた。久しぶりだった。
行為も終え、帆奈は音楽を聴いていた。有名なピアニストの女の曲を。
「なかなかチケット取れないのよ、彼女」
「らしいな」
「でも残念ねぇ」
そのピアニストは今、とある容疑で捜査が入っている。
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