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私は複雑な心境だったけれど、紗季の言う通り、
「わかったよ!
もう少し頑張ってみるよ!」
と素直に従うことにした。
「紗季、寂しい思いをさせているかもしれないけれど、もう少し天国で待っていてほしい!
乃愛の孫の顔を見て、時が来たら私もそっちに行くよ!
その時は結婚した時のように、また一緒に楽しく過ごそう!」
紗季は満面の笑顔で答えてくれた。
「もちろん、天国で待ってますね!
でも体に気をつけて、元気で過ごしてくださいね!」
紗季が話し終わると、部屋の照明が消えて真っ暗な状態になってしまった。
暗闇の中で、私は涙が溢れ出て止まらなかった。
ほどなく照明がついて明るくなると、紗季の姿は消えていた。
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