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魔龍と言う分際を寧ろ、あっさり倒そうとしている。俺はその為に戒律を多重に課せられている。つまり"打倒魔龍"がその褒美なのだ。俺は志を掲げんと、夜霧を天空に突き刺した。「俺は魔龍を倒す!!何があろうと絶対に倒す!!」俺は少年にそう宣言した。「カオスっ!てらカオスっ!あっははっ!少年よ…君が魔龍を倒せるならば、とっくの昔に誰か倒してるし、魔龍何ぞ生じんわな…。」事もあろうに少年は笑んでいた。俺はじ、実力者だぞ?パワーマンやリライアンにも打ち勝ったじゃないか?完璧に俺のセリフをマスターして来たな…。俺には成り済ましの才は確かに無い…。「ドラゴンか?」俺は訳も分からず、少年程は疑わぬ、"打倒魔龍"宣言を実行せんと、ちょろ火を滾らせていた。
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