第二十七章 それぞれの生活、そして冨樫と葉月の再会

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冨樫は驚きの表情を見せた。 五歳とは思えない言葉にびっくりした。 「理玖、失礼よ」 「いや、理玖の言う通りだな、すまん」 「おじさん、それでママをちゃんと守れるの」 「守れる、約束する」 「パパもそう言って、僕との約束守れなかった、だから僕がママを守ろうって決めたんだ」 「理玖」 葉月は理玖を抱きしめた。 冨樫は透かさず理玖に言った。 「俺は絶対にママと理玖を守る、約束するよ」 「わかった、じゃあ、ママを貸してあげる」 「サンキューな、理玖」
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