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あ、そうだ…美容師さん呼んで
彼の髪の毛、もっさりしてるから
カットしてもらわないと。
わたし
華月 美世音
(かづきみよね)
「あ、すみません…食べましょう♪」
わたしは、宮森さんと一緒に
お昼を食べていく…お、美味しい!
思わず、頬がほころぶ。
宮森 美月
(みやもりみつき)
「お口に、あったようですね…」
わたしは、宮森さんに微笑みかけた。
わたし
華月 美世音
(かづきみよね)
「塩加減も絶妙で、美味しいです♪
お料理…お上手なんですね。」
宮森さんは、照れくさそうに笑う。
宮森 美月
(みやもりみつき)
「ええ、まあ…勤務してた時は
自炊してましたから…」
彼の表情が少しだけ、暗くなった。
わたし
華月 美世音
(かづきみよね)
「あ、そうだ!
2階のベッド、使って良いですよっ
わたし、ほら…そこのテレビ前にある
ソファーベッドで寝ますから!」
宮森さんは顔をあげ、その表情は明るくなる。
宮森 美月
(みやもりみつき)
「いやいや、僕が
ソファーベッドで寝ますって!」
少しの沈黙のあと、なんかおかしくなってきて
笑いあった、わたし達は
しょうが焼きと野菜炒めを完食。
宮森さんが食器を片付けてくれるらしくて
その間に、わたしはスマホから
美容師さんに電話しながら
1階の窓から、スリッパをはき裏庭に出る。
わたしも、いつもヘアーカットしてもらう時
ここで…やってもらってるのよね…
天気も良いし、良かったわ♪
あ、燕尾服…ネット注文しとかないと!
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