§その日のお昼§

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裏庭から見える、金鉱山… おじいさまが遺してくれたのよね。 その鉱山で取れた金から アクセサリーを作って、ショップで売って… 売り上げたお金で、外国に鉱山を買ったら プラチナがよく採掘される鉱山だった。 美容師の人が電話に出てくれて 来てもらうよう、連絡を入れ スマホの、スグクルジャングルで フリーサイズの燕尾服セットと 男性もののパジャマや洋服 下着、スーツをいくつかまとめて、クレジットで購入 明日の朝来るように、リクエストを送った。 「立派な、鉱山ですね。」 振り向くと窓の外から顔を出す 宮森さんがいた。 わたし 華月 美世音 (かづきみよね) 「そうでしょ!あの金鉱山 おじいさまが、わたしに遺してくださったの そのおかげで、今のわたしがあるんです。」 わたしは、窓からリビングに戻っていく。 宮森 美月 (みやもりみつき) 「そうでしたか…孫想いの 優しい、お祖父さんだったんですね。」 わたしはゆっくり頷く。 わたし 華月 美世音 (かづきみよね) 「はい…、あ…そうだ!宮森さん 髭が無くなって顔が、さっぱりしたんですけど その延び放題の髪の毛、短くしてもらいますよ。」 宮森さんは、自分の髪の毛を触る。 宮森 美月 (みやもりみつき) 「あ、はい…ははは…そうですよね。 前が見にくいうえに、前髪が うっとうしくて、困っていたんです…」 宮森さんは、はにかみ わたしも気づいたら微笑み返していた。
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