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第1話「主水、学園に蔓延る悪を斬る!」
ここはとある町にある高校。その高校に呼び出された中村主水は、校長室に顔を出したのだった。
主水「なんだい?あんたがしがない街の奉行所にいる俺を呼び出してよ。」
校長「あなたがあの最強の剣戟を扱う仕事人、中村主水さんだとお見受けしてひとつ、お願いがあるんですが…」
主水「お願い?まあ、金になる仕事だってんなら…やってやるよ。」
校長「ありがとうございます!」
校長先生のお願いに金の匂いを感じた主水は引き受けることにした。しかし、そのお願いの内容が主水を再び裏稼業に戻す引き金となるのだった。
主水「それでお願いってなんだい?」
校長「はい。実はですね、この高校に悪党が蔓延っておりまして…生徒をつけ狙っているんですよ。」
主水「なんだって?そいつは聞き捨てならねぇな。」
校長「それで主水さんにはこの学校に潜入していただき、その上で悪党を倒して貰えたらと思いまして…」
主水「なるほどな。仕方ねぇ、つきあってやるか。それにあんたも相当な手練みたいだからな。」
校長「まさか…あ、それでこれが最初の依頼です。」
そして校長先生が渡した紙に書いてあったのは可愛らしい字で「学校生活に怯えています、助けてください」と書かれていた。
主水「仕方ねぇ…この依頼、引き受けるぜ。」
そう告げて校長室を出ようとした主水を校長先生は引き止めた。
校長「待ってください。 」
主水「なんだい?」
校長「これ、今回の報酬です。」
主水「なるほどな。ありがたく貰っていくぜ。」
そして主水は校長室から出ていくのだった。
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