〜1週間後〜

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ーーー 「警察はまともに取り合ってくれたのか?」 「最初は当人同士でどうにかしろって言われた。できないから呼んだのにさ」 「そっか……。まぁそうなるか」 「でも今度警察からあの子に忠告が行くことになってる。今後は私に関わるなって。次に関わったら逮捕だからさすがに来ないと思うんだけど」 「うーん……。ちゃんと話せばどうにかならなかったんかな。一応友達だったわけだろ?」 「話にならないからこうなったんだって。まだそんなこと言ってんの?」 「ぶっちゃけ絶縁まではやり過ぎだと思ったんだよ。少しずつ疎遠にしてった方が無難だったんじゃないかってさ」 「もうそんな余裕なかったの。ストレス凄くて」 「にしても急過ぎたんじゃないか? 向こうにしたら突然裏切られたようなもんだろ?」 「……あのさ啓司、啓司は誰の味方? なんでそんなにあの子の肩を持つの?」 「別に肩持ってるわけじゃないよ。おまえのアプローチが急過ぎるって言ってるだけ。絶縁するならはっきり意思表示してからの方が良かっただろ」 「……ねぇ、もういいよ。帰って」 「……は? 呼んだのそっちだろ?」 「こっちは恐怖でどうにかなりそうなの。寄り添ってもらえないならいてくれなくていいよ」 「……え、いや。そういうつもりじゃ」 「いいからもう帰って。私があの子に冷たくしたことを反省すればいいんでしょ? じゃあそうするよ。こうなったのも自業自得だもんね」 「なにイジけてんだよ。俺なりに小夜のことは心配してるよ」 「うん。帰って」 「……はー。分かったよ。何かあったら連絡しろよ?」
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