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気だるい午後の逢瀬
紀子達が、莉里の車に乗り込みつつある時、フォックスグランドホテルの最上階のペントハウスで、諫早真琴は、ルームスピーカーのスイッチを入れていた。
ジャズを好むそいつに対する、真琴の答えがこれだった。
シュガーママ、ジムノペディ、AKIKOと言ったジャジーなポップス。
その中でも、エゴラッピンが真琴のフェイバリットだった。
色彩のブルースの、気だるいサウンドスケープに合わせて、真琴は服を脱いでいった。
「う、うわああああい♡ノースリーブシャツから零れる、色彩チックなスケスケのスリップ♡東鶏冠山から見える旅順港みたいに、スリップからおっぱいが一望のもとに出来るぞ♡真琴♡おっぱいをください♡」
「はい♡おっぱいでちゅ♡」
ボロンと、妊娠中期のIカップが飛び出していた。
そいつは、どうにもおっぱいに異常に傾倒しているようで、暇さえあれば、真琴のおっぱいをムニムニイジイジしていたのだった。
「あ。いつものAKIKOのフライ・ミー・トゥ・ザ・ムーンだ♡ガールトーク版じゃなくて、アップストリーム版のたおやかなモードの奴だ♡」
もう、ハアハアになっていた真琴は、おっぱいを、男の顔面に押し付けていた。
「キュウウン♡愛ちてまちゅ♡大ちゅきな貴方♡真琴の心は、第7銀河の彼方の彼方まで行ってしまって、最早戻れなくなってちまいまちた♡真琴をどうぞ、エッチにひっくり返して、好きなだけ抱いてください♡あ♡おっきい♡」
もうそれだけで、真琴のベッドのシーツには、水が溜まるかのような塩梅になっていた。
「お腹また大きくなったな♡俺達の可愛い坊主♡愛してるぞ♡勿論真琴も♡甘いスーちゃん♡俺の心は、可愛いルパンお嬢に盗まれちゃってるぞう♡あああ♡」
真琴の中で、熱いものが混じり合う感触が、溜まらなく快感だった。
「あ♡ああ♡もう、真琴はすっかり堕ちてしまいました。私の中のアリスちゃんが♡キュウ♡兎の穴に真っ逆さまに♡」
どこまでもジャズ的な言葉の応酬があった。
「よーし、真琴のアリスちゃん深くツンツンしちゃうぞ♡ガッドみたいにしちゃっていい?」
「はい♡ラテンのビートて奥をトントンしちゃってくだ♡あ゙♡あ゙あ゙ん゛♡」
シーツビチョビチョになったが気にせん俺は。もう辛抱堪らんいっぱい出しちゃうぞー♡
モルディヴから日本に帰ってきても、こいつ等やってることはいつもと変わらなかった。
あー。そういえば、坊主出来たのいつなのかな?
冬に、モルディヴ行く前にホテルでしたんだよな?全裸にミンクのコート羽織っちゃってて、凄く可愛かったから。
双子も莉里も育って、まあ俺がいなくてもいいかあ。って思っちゃったんだ。
ただ。
まあ、真琴♡事後に、おっぱいを舌先で弄びながら、そいつは言った。
「こうして、お腹ナデナデしながらいっぱいしたよな?俺達」
ああママ乳もったいない。一滴も逃さず舌で掬いながら言った。
「キュ♡はい♡」
「まあこうして、美味しいママ乳飲み放題なのも有難いし、思えば双子、莉理がお腹にいる段階で、こうしてママ乳出てたんだもんな?」
側臥位で向かい合い、おっぱいにむしゃぶりつきながら、我慢出来なくなって3回目に突入していた。
ハア♡ハア♡と吐息を漏らす真琴に、そいつは疑問を投げかけた。
「坊主出来たのって、モルディヴでよかったんだよな?モルディヴ行く前日のホテルじゃないよな?モルディヴだったら妊娠4か月だけどさ、日本でだったら、もう半年じゃないか?」
「わ♡解らないのでちゅ♡貴方を愛し愛されていたら、モルディヴで赤ちゃんが、お腹を蹴ったんでちゅ♡」
まあいっか、気にせんわはは!
おっさんは、全部ウェルカムな嫁にのしかかっていた。
本当は、解っているんです。私は。真琴はこう思っていた。
だって、冬の東京で妊娠が発覚したら、子作り旅行でモルディヴに行く計画が、根本から。
私は、モルディヴのビーチサイドで、貴方と子作りしたかったんでちゅ♡
妊娠6ヶ月の真琴は、夫の腰に股がり、両手を繋いで肉芽ちゃんをこすりつけながら、激しい絶頂に達していた。
握った夫の麻痺手の指が、ボキボキと折れていたが、真琴も夫も気にしなかった。
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