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2段目
日本には賞金数10万〜100万レベルの小説新人賞・コンテストが100個以上はある、と言う。それはおそらく正しい。地域や企業にちなんだ賞もあるし、webオンリーも今や珍しく無くなった。
さらに小説投稿サイトもたくさんあってコンテストに出さずとも出版社から声が書籍化の声がかかることもある。公募じゃ無いから審査員の好みやその年に設けた"基準"は関係無い。純粋に作品の良し悪しだ。
それにも関わらず、と言うことは……うん、そういうことなんだよ。
書籍化、小説家を熱望しているといつまでも声がかからない、というのははっきり言ってかなりきつい。もう6年も書いているのに全然先に繋がらないのは自分の作品に響くものが無いからでしょう。作品に100%の自分を投影しているわけでは無いですが、いつまでも書籍化しないで世に出ないのは「お前は要らない」と言われているに等しい。
小説投稿サイトで一定の読者が居るならまだ救われます。感想も批評も貰えるし。しかしインターネットの無かった100年前ではそれすら居ない。
100年前だったら自分は確実に死んでたな。1つの職業しか向かない人間にとって、その道に用は無い、は死刑宣告だ。
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