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私は久留須に昨日の事を伝えたら、久留須の方でも同じことが起こっていたことが分かった。
あの女刑事だ。
間違いないだろう。
久留須は何か嫌な物を感じるから、暫くは大人しくしていようと言っていたが、それで良いのだろうか。
邪魔者を速やかに排除しなければならないと思うけど。
久留須がこの家に来るのは夕方になっている。夕方までは一人で、当てのない時間を過ごすだけだ。
一人の時間を有効に使う事にした。
あの女刑事の事は覚えている。一度見れば忘れない。あの獣のような目つき。忘れようがない。
それと、あの女刑事の名前は「沖田」だ。
実は、貴方達を嗅ぎまわっている刑事がいるから気を付けて。との情報が私の所に入ったからだ。その人は刑事の名前も教えてくれた。
沖田を排除するしかない。
何処に行けば見つけられるだろう。
警察に行けば会う事が出来るのかな。
けど、ナイフを持って、警察に行くわけにはいかない。捕まえてくれと言っているようなものだ。
警察の周辺を嗅ぎまわっていれば、見つけることが出来るかな。
けど、一人でいるとは限らないよね。
アイツらはいつも集団で動いている。
けど、仕事が終わって、帰るときは一人になるかもしれない。
狙うならその時しかないかな。
沖田が一人になった時を狙えば、何とかなるかもしれない。
車で動く時はどうしよう。
タクシーをタイミングよく拾えれば良いけど。
その時は諦めて、次の機会を狙えばいいかな。
決めた!
警察の周辺を見張って、沖田が一人の時を狙う!
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