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プロローグ 奇妙な繋がり
血の花火が何発も、ラベンダー色の空に絶え間なく打ち上がる――
「よし、どんどん撃ち殺せっ!」
フルフェイスマスクを被った謎の集団が、逃げ惑う人々を次々と蜂の巣状態にしていく。
色鮮やかな王国では、混ざり合った銃声と悲鳴が響き続けた。
そんな中、謎の集団のうちの数人が、あちこちに点々と建つ、可愛らしいカラフルな家に入っていく。
そうして、部屋に隠れビクビクと怯える住人を、躊躇う事も無く殺していった。
足元に転がる複数の死体を、彼らは興味深そうに見下ろす。
それらの死体には全て、渦巻の様な二本の角と、ギザギザとした尻尾が生えていたのだ。
「すげーな。こいつら全員、角と尻尾が生えてんぜ? 動物人間だ」
「人間と動物のハイブリッドって所か……これは、世紀の大発見だな」
「ああ……まさか、地球の他にもこうして、生命体が文明を築き上げて生存してる星があるなんてな」
「それも、こいつらは俺達のイメージしていた一般的な宇宙人と違う。グレイ型でもエイリアンみたいな奴でもなく、俺達地球人に限りなく近い容姿だ」
彼らの中の一人が、こんな質問をする。
「……それで? こいつらも、研究用に回収した方が良いのか?」
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