斬る

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斬る

 皆様ごきげんよう!!    久しぶりに池袋の新文芸坐へ行って、岡本喜八特集の『斬る』を観てきました。今度はちゃんとたどり着けましたw    また例によって、途中までのあらすじは映画.comさまよりコピペさせていただいております。    天保四年。空っ風が砂塵を巻き上げる上州は小此木領下に二人の男がふらりと現われた。ひとりはやくざの源太。実は二年前に、役目の上から親友を斬り、武士を棄てた男、兵頭弥源太である。  もうひとりは、田畑半次郎。実は百姓に厭気がさし、田畑を売って武士になろうとしている男である。二人が姿を現わしてから間もなく、野々宮の宿場で城代家老溝口佐仲が青年武士七名に斬られた。  小此木藩は溝口の圧制下住民たちの不満が絶えず、つい最近、やくざまで加った一撲を鎮圧したばかりだった。しかし、血気盛んな青年武士たちにとって、腐敗政治は許せるものではなかったのだ。そして、さしもの権勢を誇った溝口も、ついに倒されたのだった。  しかし、ひそかに機会を狙っていた次席家老鮎沢は、私闘と見せかけて七人を斬り、藩政をわが物にしようと討手をさしむけたのだ。青年たちはやむなく国境の砦山にこもり……。  (改行はわたしが入れました)    というガチ白黒時代劇です。  新文芸坐では35mmフィルムで映写してくれるのですが、やはりフィルムの質感はいいですね……!    冒頭のほぼ廃村に、兵頭弥源太と田畑半次郎がやってくるのですが、上記のあらすじの表現はかなり生ぬるく、まともに前へ歩くことさえ困難で、さらには目すら開けていられない砂嵐を浴びている顔のクローズアップ、これだけでもう天保四年に引きずり込まれます。    仲代達矢演じる兵頭弥源太が恰好いいのは誰でもわかるとは思いますが、侍側の砦にこもる七人を斬り捨てるための部隊を率いる荒尾十郎太組長こと岸田森さん! めちゃくちゃ恰好いいんですよ!    もちろん映画の出来もいいし、岡本喜八監督はカット割りなどをコンマ秒単位で頭の中で組み上げてから撮るという人なので、そうした天才の仕事としても凄いものを観させていただきました。    『斬る』はTSUTAYAの宅配レンタルサービス、ディスカスにも在庫がないので(他にもディスカスにない作品も、新文芸坐の岡本喜八特集①で上映されてます)選んで観たのですが、いやー、面白かったです。    侍の世界に愛想を尽かした兵頭弥源太をはじめ、「侍」を隠喩として、反骨精神あふれる映像を撮った『斬る』、なかなかアツい映画です。  TSUTAYAのディスカスにあるからいいかなと見送った『殺人狂時代』ですが、初期岡本喜八といったらコレ! 的な作品なので、2本割引きでもって両方観てくればよかったです。          ━☆━━━━━━━━━━━━━  ペコメありがとうございます!!  ━━━━━━━━━━━━━☆━    倉橋さま>Xのシステムよくわかりませんよね! あと、通知に出てないのにどこの馬の骨とも知れない人が人をフォロっていたり……。やっぱりTwitter時代のほうがよかったのかも。      珠🐰ちゃん>上がるのは消費税だけではないですしね、これから剣呑な時代に突入してしまうと思います。もう突入しているようなものですが……。      未季ちゃん>ほんと、15%とか後期高齢者のわたしも◯ねと通告されたも同然です;; 増税◯◯メガネはもしかしたら自由の女神よりも天安門広場の手先かもしれません(洒落にならん陰謀論)。  そしてイーロン・マスク、クスリかよ! っていう。マーク・ザッカーバーグと殴り合いする話はどうなったんでしょうね? ちゃんとやれよw      澁谷さま>わりとわたしはガチで、日本の敵は電通と博報堂だと考えております。なにごとも宣伝とプロパガンダですからね。それなしにマスコミも政治も動かせません。  東京オリンピックもそもそも大手広告代理店がチューチューしたくて強行したんですし。  あの政治理念もへちまもない増糞眼鏡、国民が憎いのか、まあ、後ろにシューキンペーがいるからじゃないですか(また陰謀論)。      頭川さま>わたしのアカウントにはそういう陰謀論系のポストやリポスト回って来ないですね……ただお勧めとかはいただけません。Xももうおしまいかな……。  そしてせっかく買った基板よりアーケードアーカイブス……わかる気がします、わかってはヤバいのかもしれませんが💦  社会保険料! まったくです。価格値上げするならほかを底上げしてくれないと経済が回らなくなると思うんです。今日たしか増税◯◯メガネは被災地入りする予定なんですよね。山(以下削除w)。      有箱さま>読んでくださっただけでも嬉しいのに、ほっこりしていただけてなによりです! この作品はいつものわたしの小説とちがい(←いいのかそれで)、ほっこりというかなんだかあたたかくなるようでなければだめだったのです! 
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