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ノワールものはいいですね……!!
皆様ごきげんよう!!
大藪春彦さんの『野獣死すべし』(新潮文庫刊)を読み終えました。悪漢小説というかノワールものというか、大藪さんの反骨精神+銃器の描写や蘊蓄傾けがたまらなかったです。
デビュー作の『野獣死すべし (正編)』もいいのですが、ちょっと意外だったのが、こちらはけっこう衒学趣味がちりばめられているのですよ。
そちらもよいのですが、やはり自分の父の会社をハメて奪い取っていった京急コンツェルンへの復讐譚が小気味よい『野獣死すべし 復讐編』のほうがもう痛快で痛快で。
主人公、伊達邦彦の活躍と描写がもう恰好よすぎ!
これはハマります!
wikiで調べたら伊達邦彦シリーズはまだまだあるので読んでみたいですね……。
復讐編、ですが、かなり難しそうな三星銀行への攻撃、現金輸送車襲撃や、銀行の莫大な資産を狙う計画などああそうくるか……という。
コルト、ベレッタ、ブローニング、ウインチェスター、米軍の通称グリース・ガンなどなど、多彩な銃器とその描写も素敵。
それにしても、昔は角川文庫っていえば大藪春彦さんと西村寿行さんのイメージが強かったのですが、今は大藪春彦さんといえどあまり読まれないのかしらね。
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ペコメありがとうございます!!
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珠🐰ちゃん>こちらこそー!! いつもうっくん🐰を見ては癒やされております。
未季ちゃん>ねぇw>国書刊行会 『国書刊行会50年の歩み』の冊子を読むといろいろと凄い版元だなあ、と。というか、それまでは営業の担当でも、企画書を出して社長がGOサインを出せば翌日からその編集担当になったそうよ。すごすぎ。
プラトンが手紙で政治について書き送ったのはデュオニソス(本書の表記はヂオニュシオス)、ディオン(ヂオン)などなどやはり当時の政治家たちですね。
倉橋さま>わたしもそうなのかなって思います>アトランティスは寓意 本当にまさか二千年以上経っても自分の言葉が話題になるとは思ってなかったでしょうね。
逆に知の歴史が脈々と続いている証でもあり……とくに民主主義批判など……紙と文字の発見と開発は史上最大の発明だったのかもしれません。
めいちゃん>今のところなんですが、メインメモリを交換してから不穏な挙動はないのです……b 吉屋信子さんの『花物語』少女小説ですよ……! なかなかお勧めです。
歯医者さん行ってきました💦 人生劇場は神保町にあったせいか、景品に本がたくさん並んでいたとか。
しかも、パチ屋時代の人生劇場、コロナ禍の少し前に建物をリニューアルしてたんです。
いやいや、もう(´ДÅ)ょゎょゎです;; 健脚になりたいですね……ウォーキングなど頑張らなくては;; そしてありがとう!!b
本当にプラトンの時代にそういう民主主義の問題を喝破しているとか、圧倒されます。
真哉ちゃん>プラトンはただ哲人政治ならいいっていうわけではなかったのですよね。それを知っただけでも書簡集は勉強になりました。岩波文庫は改めて、泉鏡花、中勘助、プラトン……あ、それに漱石……とフルコンプしたい本がいっぱい!
国書刊行会さん、その「文学の冒険」シリーズの立ち上げの中でも比較的最初の頃だったはずです>ピンチョンの『重力の虹』。パラノイア的な『競売ナンバー49の叫び』もいいですよ! 長さも普通の長編ですし。
歯医者さんの件、ありがとう><b
@ワンダーは本店も人生劇場のあとに入ったJG店もSFや人文書好きにはたまりません。モーリス・ブランショは文芸批評以外の本を手にしたのはじめてなんです。
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