恋を知った怪物

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恋を知った怪物

次の日、目覚ました。私は裸だった。お腹?が熱い。股間をイジるとドブッとドロドロしたのが、溢れて出てきた。これが精液なんだと分かった。レックスがいない。私は動く。けど、下半身が上手く動けない。いつからいたのか分からない机の上で待機している小さなヘビのレックスに助けてとお願いした。すると、スーツ姿のレックスが2階にあがってきた。私が気を失ってしまった時に着替えたらしい。服、着替えるの手伝いますといい、着替えを手伝ってくれた。下半身すごく痛いと言うとお姫様抱っこしてくれた。リビングに降りる。ソファに座らせてくれた。やはり、彼は優しい。昨日のやり取りを思い出したら、顔が赤くなった。レックスの顔がまともに見れない。レックスが言う。昨日はありがとうございますと言う。発情期とはいえ、身体を提供してくれて改めてありがとうございますと言う。私は、こちらこそありがとうとレックスの顔を見て感謝した。初めて、セックスして、気持ち良かった。相性がいいのかな?と聞いた。レックスは、人間としたのは初めてでしたと答えた。私は、私以外としたことあるんだね~?と言う。彼は慌てて訂正した。わたくしも、初めてでしたよ?と言う。嘘だ〜と返事をした。レックスは、本当ですよ!と少し怒り気味に言う。無表情な彼だが、嘘はついてはいないらしい。私は、怒らせてごめんなさいと謝る。レックスは、感情的になりすみませんと答えた。レックスに聞きたいことがあった。火傷?みたいな部分だ。聞いてみた。彼は無表情で料理を作りながら言う。母親にガソリンかけられ、火をつけてわたくしを殺しました。と言う。えっ?と私は言う。レックスは懐かしいような声のトーンで母親がわたくしを焼き殺しましたと再度言う。私は聞かなければいけなかったと思った。そしたら、涙がこぼれてきた。レックスは言う。昔の話しですよ?それになぜ泣くのですか?と心底分からないリアクションをした。だって、レックスは良い人なのに、なぜ焼き殺したのか分からないよ!!と私は怒鳴る。私以外リアクションを見たレックスはオロオロした。何か間違っていたのか分からないようだった。私は泣きながら、彼を抱きしめた。ぎっしりと抱きしめた。レックスは落ち着いている。何故泣くのですか?と再度聞いてくる。私は無言で抱きしめた。レックスに聞いてみた。人間は嫌い?と聞く。レックスは、人間は基本嫌いです。ですが、と言い、私の顔を見て、美香さんは違いますと答えた。日に日に、あなたを思うと、心臓が、バクバクします。こんな感情は分からないですと言う。私は泣きながら言う。それは恋だよ。愛なんだよと幼い子どもに教えるように言ったレックスが笑ったように見えた。そうですかとつぶやく。朝食を食べ、私は学校に行った。小さなヘビのレックスも連れて行く。芽依ちゃんと話す。お互いの作品について話した。そして、芽依ちゃんが何か思い出す。彼女の鞄から、無色透明な香水の瓶を出してきた。そして言う。わたしが、配合に考えた、ヘビの発情期のフェロモン剤だよー!!と言う。爬虫類マニアの彼女は、いろいろ試し、完成させた薬だった。私はありがとうと言い、貰った。小さなヘビのレックスちゃんに試してみて。と芽依ちゃんが言う。私は軽いノリで、彼にシュとかけた。レックスは、その薬のせいか、ジタバタとし、私の右腕に巻ついてきた。芽依ちゃんが、尻尾の先をカリカリさせると、もう交尾したくて、止まらないよ?24時間交尾するんだよ~と笑いながら言う。試しに尻尾をカリカリすると、プルプルとし始める。レックスちゃんは今、交尾したくてたまらないみたいだね~と芽依ちゃんが言う。私のこの軽いノリがあとで大変になったことはあとで体験する事になるとは、思わなかった。授業が始まる。レックスはすごいチカラで巻ついていて取れない。佐藤先生が、ヘビを取りなさいというが取れない。先生も取ろうとするが、取れない。仕方ないのでそのまま、授業を受けた。芽依ちゃんの薬は、小さなレックスに影響を与えた。本体にしたらどうなるかと考えて、自宅に帰る。玄関ドアが開かない。レックス不在かな?と思い、合鍵で開けた。自宅に入ると、変な感覚があった。なんだろうと思い、リビングに入る。部屋がめちゃくちゃだった。強盗かな!?と考えた。シャーという音がする。私は何か踏んだ。ゴムのような弾力のあるものだった。壊れた家財道具から何か出てきた。大蛇だった。5枚のエリマキが首にあり身体は黒と緑が混じっている。ヘビの目とあった。私は震えながら聞いた。レックス?と。舌をピロピロ出していた。この姿がレックスだと分かった。私は怖くなり、急いで2階に戻り、鍵をかけた。ドアがダン、ダンと音をたてる。小さなレックスがシャーと威嚇している。私はバリケードを作った。音がしなくなった。助かったと思った。だが、現実は甘くなかった。ドアの小さな隙間からレックスが出てきた。グジュグジュと音をたて私の部屋に侵入してきた。私は窓を開けようとしたが開かない。彼の身体が全部入った。7,8m級位の身体だ。そして、両手?の部分が3本の小さな触手、合わせて6本になった。尻尾の先も5本の触手だ。どちらも緑の触手だ。触手が私を捕らえた。私のチカラでは、引き剥がせない。両手両足に巻ついてきた。私は、レックス!!ストップ!!止めて!!と大声を出す。彼の目を見る。右目がダイヤモンド、左目がエメラルドグリーンだ。光っているように見えた。レックスは、発情期だと分かった。小さなレックスにかけたあの薬のせいだと考えた。制服から愛撫してきた。レックス、本当にやめなさい!!と怒鳴る。威嚇していた小さなレックスが本体にくっつく。そして取り込む。レックスが口を開けた。そして、身動き出来ない私の首に噛みつく。痛い!と感じた。けど、痛みがスッと引いた。その代わり、身体が熱い。神経毒だ。抵抗出来ない。レックスは私のスカートに触手が使い、下着を剥ぎ取る。そしてスカートに顔を入れて匂いを嗅いでいた。そして、舌で舐める。私は、ヒっと声をだした。そして、彼の男性器を見てしまった。昨日より大きく、ビクッビクッとしていた。そして、制服姿の私の股間に男性器を挿入してきた。痛みはないが、ヘビの交尾は24時間続くよと芽依ちゃんに教えてもらった。彼は挿入して、すぐにイッたみたいだ。お腹に温かいのが流し込まれた。まだまだしたいのか、抜かない。そしてまた身体を動かす。ヘビの交尾はしつこい。妊娠したかのようにお腹が膨らんできた。私はあまりの気持ちよさで何度もイッてしまい、気を失ってしまった。
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