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十一人の賊軍
里見八犬伝を観たかったワタクシですが予定が押してしまったので、時代劇邦画繋がりで十一人の賊軍を鑑賞いたしました。
これ大丈夫?字幕必要じゃないのかしら?ニュアンスで理解の仕様なの?とワタクシ吃驚です。がっつりなまっとる。訛りは醍醐味でリアリティで味付けよ。確かに然り。でもわからない単語出てない?え?大丈夫?彼の言うあんにゃ(お兄ちゃん)と奴の言うあんにゃ(男性)の違いはストーリーに関わらない雑談だからおっけー?
ワタクシには越後の国の庄屋さんらの血筋が薄ーく薄ーくありまして、曾祖父母世代と交流のあるギリギリ世代でございますから訛りは問題ないのです。明治も遠くなり全く近頃聞いたことない単語もでておりました。全国ロードショーなのに?大丈夫?と終始それに気を取られていたわ。
12指定だけあり中々の血飛沫に飛び交う肉片。キャストも豪華で華やか。ピンポイント時代劇はワタクシ大好きです。ただ何故でしょう。主役たちの誰にも感情移入できませんでした。たぶんねー、役者さん達はがとっても上手だったからなのよ。清濁呑み込めずも上辺を律して生きているその姿勢がちゃんとわかるの。一人一人の背景が見えてくる秀逸さは名優と言わずして!と。だからずーっと傍観者になったのかしらね?それぞれの言い分がそれぞれの生き様なんだもの。とやかく言う筋合いないわぁ、となっちゃったの。たぶんね。
活劇なのにスカッとはしないのは好みもありましょう。見応えありましてよ。
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