物語のように

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物語のように

本部から視察に来たお嬢さんに声をかけられました。なんとなく顔見知りのホワイトカラーさんです。ワタクシの昇進の件での講習会に関してと切り出され、あら?とワタクシは戸惑うふりで、あれはお断りしましたのよ、と返答いたします。 やってらんねーぜ!と出奔して戻ったら昇進打診拒否権無しとなっていまして、まぁ一回は飲み込んだのですが会社システム部署とのやりとりに理解したけど納得しませんやってらんねーわとなったワタクシは、この状況覆せないんですって。気持ちが無理だわ。昇進蹴りますわぁと上司にごめんなさいね?と報告いたした。それなぁとこちらの気持ちを汲んだ上司ズでございます。店舗での待遇は大変恵まれておりますのよね。しかし寝耳に水だった本部のお嬢さんは、なにそれちょっとそこんとこ詳しくプリーズと。吝かではありませんね。いくらでもお話いたしますわぁ。 私知り合いが居る総務に話して対応してきっちりしてもらいます。 いえいえもうその話はケリがついてますからいいんですよ。ええむしろそれで解決できたら不信感増しちゃいますわよ?何もなさらないで? うふふふと穏やかなワタクシにお嬢さんは、ねこさん、こんな会社を嫌いにならないでくださいね、私とはまたお話してくださいねと仰いました。うふふ。もちろんよ。会社とか社会は好き嫌いじゃやっていけないのよ。 ワタクシ(現場)を侮り雑な対応してるヤツらが他部署の上役からコテンパンにされたら愉しいわ。お嬢さんにはやんわり断りましたけれどどこかで口には出すでしょう?ワタクシを贔屓してくれる社長現秘書のお二人がコレに気づく日も近いわね。うふ。
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