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帯問題
ご無沙汰しております。
さて、今回のテーマは帯問題。
物理でも、数学でも、経済の問題でもありません。なんて事は無い、本の帯の問題です。
「書籍は紙派」の方々は直面しやすい問題だと思います。
新刊についている帯。どうされてますか?
私は読む時に邪魔になりやすいので、専門書の場合、基本は捨てます。小説の場合は、書いてある内容によっては取っておくこともあります。
まあ、帯付きの新刊を買う事は少ないんですけどね。私が読みたいと思った本は、大抵が既に絶版になっている事が多いので…。
ちなみに、取っておくときは、外して背の折り目で丁寧に折り、本の表紙裏に挟みます。一度、帯を付けたままにしていて、ある時外したら、そこだけ表紙が色褪せておらず、まだらになって悲しかったので。
古書として購入した書籍に帯が付いていると、ちょっと嬉しい。前の持ち主がこの本を大切に扱ってくれていたんだなぁ、と思う(誰の手にも渡らないまま、古書として流通もあり得ますが……)。
で、つい先日、大手拓次さんの詩集を古書で購入したんです(普通に買おうとしたら絶版だったので)。
どんな状態の本が来るかなぁ、と思っていたら、なんと帯付き! 本自体も少し日焼けがある程度で、状態はとても良い! ってことで、Xにも載せたのですが、写真をどうぞ。
出版者、岩波なんですけどね。岩波で帯ってあんまり見ないなぁと思い、ちょっと得した気分。
そして、よく見て下さい! 帯に背表紙の書籍番号や価格が分かるように穴が開いてるんですよ! こういうギミックは初めて見ました。びっくり。
でもね、よくよく考えると、帯付きって本来は平置き前提だと思うんですよ。これ、帯付けたまま書架に入れられることを前提で穴をあけてますよね……(苦笑)。岩波らしい、と言えばらしいんだけど。
それと帯に書いてあるフェアが余りにも魅力的なので、いつやってたのかなと裏返したら、92年1月末で終わり。最近でもこういうフェアをやってるのかなぁ? それにしても、魅力的なプレゼントです。あ、革のブックカバーの方です、イギリス詩集にはそこまで興味ない(笑)。
ちなみにこの本の帯は、歴史的価値(笑)も含めて取っておくことにしました。丁寧に折って保管します。
皆様がご存じの、魅力的な帯・ギミックたっぷりの帯がありましたら、どうぞ教えてくださいね~。
ではまた!
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