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読むということ
前回は「書く」ということだったので、今回は「読む」ということについてつらつらと。
読むことに関しては、それこそ小学生以下の頃の絵本から始まって、今までいろいろな本を読んできた。とはいえ、読書家というほどは読んでいないので、ほどほどに、というところか。
エブリスタのジャンルで言えば、基本的にはどのジャンルでも読める。
唯一、読むのに苦労するのは、登場人物の多い海外ミステリー。カタカナを読み損じることが多いのと、登場人物が愛称で呼ばれたりすると誰だか分からなくなってしまうからだ。マーガレットが出てきて、次にペギーが出てきて、この人誰だろう? と物語半ばまで読み進めていたら実はマーガレットだったとかそういう経験が複数回ある。
さて、本を読む時、どんなふうに読んでいるか。私の場合を書いてみる。
私は、書いてある言葉を、頭の中で映像化する。文章を読みながらその映像を、映画のように動かしていく。音の表現もあればその音も追加する。そのため、映像化しにくい文章の小説は中々に読み進められない。
小説を読む事は、私にとっては、私の知らない他人の経験を追体験(又は覗き見(笑))するような感覚がある。
ちなみに、知人にこのこと話した時、知人は音でイメージすると言っていた。ラジオドラマを小さい頃からよく聞いてきたかららしい。
本を読むという行為は同じなのに、人によって、頭の中で起こっていることは違うんだなと思った。
多分、人によっては文章を文字のまま受け取る人もいるんだろう。認知特性によって、同じ文章でも受け取り方が異なる、というのは面白い。人の数だけ文章世界がある。
いつも思うのですが、面白い小説や私の思いつかない視点を持っている人に出会うと、その人の頭の中に入って、その人の目で世界を見てみたくなる。きっと、私とは世界の色も形も違うんだろう。
ああ見てみたい。……ちなみに、私の頭の中を見るのはご勘弁願いたい。
さて、今日は誰の世界を覗いてみようか。
2024年1月4日
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