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ちなみにこの先生、昨年の夏に亡くなられました。本当に界隈の損失で、その学会は今ちょっと求心力を失っています。私は先生が、三途の川の渡守にも、新券を渡しただろうと思っています(いや、小銭やろ?)。
これを読んでくださっている皆様が、私とD大学のK先生とのやり取りが、意味不明だと感じられたとしても、私は全然いいんですよ。つまらない話を読ませて申し訳なかったです(涙)。それに、少なくとも私は、人から何かの折にくしゃくしゃのお札を渡されたとしても、何とも思いません。きったねぇ札やな、さっさと使おう、とは思いますが、それを私に渡した人が失礼だとは全く……それとこれとは、無関係な話といいますか。汚札を憎んで人を憎まず。いや、お札はどんな姿でも愛すべき対象ですから!
キレイなお札を渡すことに意味を持たせるのって、もしかしたら日本だけじゃないでしょうか。もし他所の国で、同じような考え方をするところがあれば、興味があるので是非ご教示ください! 私の知る限り、イギリスとアメリカとギリシアは、そういうのはまっっったく無いです。
でもね、私のようなお札の取り扱い方をする人間が、生徒に新札を強要する指導者の勘違いを後押しすることになったら、めちゃくちゃ嫌なんです……。まあ敢えて言うならば、私が先生がたに新券を用意するのは、敬意というよりは、自己満足的丁寧、です。それは生徒のほうが自発的にすることであり、教えるほうが「マナーがなってない!」と怒るのは、やっぱりおかしいと思います。こんなの、マナーじゃないですよ。
そして世の中のキャッシュレス化が更に進めば、確実に廃れる行動ですよね。そうなるともしかしたら、マナーなんかではなく、「わかる人にしかわからないマニアックで味わい深い習慣」とかになるんでしょうか。ちょっと笑えてきました!
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