物書きのススメ

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 実際Web作家様の中には、読み専だったけれど好き過ぎて自分で書き始めたとか、自分の読みたいものがないから(これはBLが多いかな?)書き始めた、というかたも多いです。短編長編、また俳句や短歌、形態はいろいろありますが、何でも投稿できるので、貴方の生きた証をぜひ残して……いや、自分が死んで誰か自分を偲んでくれることがあるならば、写真や映像もさることながら、文章って良いと思うんですよ(はい、変な妄想始まりました)。  読書量の多いかたはきっと有利ですね。フィクションの場合ですが、文章の構成や物語の運び方などが、読むうちに身についているからです。子どもの文章からでも、本を読む量が透けて見えることがあります。ただ、同じ作家さんばかり、同じジャンルばかりを読むと、真似でしかなくなる、文章のTPOが拙くなるといった弊害が出るかもしれません。  例えば添削で、体言止めや感嘆符、叫び混じりの会話文がやたらと多い子は、ある種のラノベばっかり読んでるんやろなぁと微笑ましく思うのですが、作文のテーマによっては情け容赦なく直します。ラノベ作家様は書き分けされますが、ラノベっぽい作文を書いた子がそんな文章しか書けなくなると、ちょっとまずいですので。あ、でもその子たちの文章にねじれ(主語と述語が繋がらないこと)はありませんし、漢字の間違いも少ないですよ。これは読書の効果です。  そんな訳(どんな訳?)で、今年何か新しいことを始めたいと考えているかたに、物書きをお勧めしました! 投稿初心者にはエブリスタがいいとよく聞きます。事実、かなり何でも読んでいただけるサイトだと思います。読んでもらわないと上手くなりませんので、書いたらきちんと読み直し、最低誤字脱字とねじれを直した上で、ドキドキしながら載せましょう。  ですが、私みたいにビギナーズラックで作品をピックアップされるなどしてヒャッハーとなると、沼に落ちるのでご注意ください。私は努力が必ずしも、他人からの評価として報われる訳ではないことを、音楽を通じて知っています。それでも昨年は、あまり読んでもらえないと病みかけました。  いや、1桁でもPVがつけば、1個でもスターがつけば、それは「面白かった♡」と感じてくれた読者がいる証拠です。これってすごいですよ、自分の知らない人が自分の書いたものを読んで、エモいと思ってくれる(リアル知人は案外読んでくれません)。そこは揺るぎなき真実なので、忘れないで(自戒もこめて)。
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