奇跡の子

4/20
前へ
/336ページ
次へ
しかし。 『そこの人、私はここですよ!』 「やっぱり気のせいじゃなかった!?」 ヒューイは少し進んだ所で足を止める。 そこには、一つだけ洞窟のようにポカンと穴が空いており、中には一つのお墓が建てられている。 まるでヒューイにおいでと言っているかのようだ。 『怖くありませんから、来て下さい……今はこの神殿が危ないのです』 「……よく分かんないけど、ユーは誰?」 ヒューイは近寄りながら聞いた。 そしたら、聞かれた方からはこう返ってくる。 『私はティアナ……ディランの姉です』 と。
/336ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加