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「え、貴女のペットに!?」
ティアナは驚いた。
しかし、ティアナが生きていくにはそれしか道はない。
ニコは「当然でしょ?」と言った。
「こっちは慈善事業でやってる訳じゃないのよ。嫌なら、他の人魚と一緒に刺身にでもなる事ね」
ゾッ!
ティアナは背筋に悪寒が走るのを感じた。
普通の人が言ったら冗談だと思えるところを、ニコは真顔で言うのだ……本気の証である。
「……分かったわ、貴女のペットになれば私は解放してくれるのね?」
「勿論よ、私、自分のペットには優しいのよ?」
ニコは今度、ニコッと笑いながら言った。
ティアナは「分かりました……貴女のペットになります」と承諾した。
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