面倒だけど嫌いじゃない

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面倒だけど嫌いじゃない

 今年成人を迎えた長子のお祝いに、と、久しぶりに回るお寿司屋さんへ行きました。実は家族全員でお寿司を食べに行くのはコロナ以来初。ちょっとテンション上がり気味の娘ズ。  何を注文するかタブレットを見ていた長子が、 「ねー、おかさん、『白子』って何?」 とのたまう。は? そんなことも知らんかったのか? と訝りながら 「魚の精巣だよ」 と答える私。  その時、長子の隣に座っていた次子が目がキラン(⁠☆⁠▽⁠☆⁠) 「つまり、『魚のキャンタマ』……ってこと」  一瞬の間をおいて、口を押えて蹲る長子。呼吸困難の上、無事腹筋崩壊。  あながち間違っちゃいないけど、毎度のこと言葉のチョイスがアレなんよ。  さて、脈絡も無く今日のお絵描きです。  今回は、女の子2人のガールズトークと言ったところ。f24faa91-5c29-4fa0-9ad1-e073d75cb957  エキゾチックな衣装を纏う(うかり)は、元は(みずち)の神。縁結びを取り持つ神様でしたが体を悪いヤツに乗っ取られてしまい、魂だけ白雀らに救い出してもらいます。ご神体を失った鴻は、しばらくの間合口(あいくち)に宿り白雀を守護するのです。女の子に縁が無い(と思っている)自他共に認める朴念仁の白雀に縁結びの守護が付くというのは、ある意味ギャグ要素でもあるのですが、「縁」は「男女間のソレ」ばかりではないのです。  入江(いりえ)は都(『リハビリ帳 2冊目P401)の娘。裕福な呉服問屋の箱入り末娘でしたが、自己愛の塊である連角に懸想したばかりに不本意な人生を歩むことになってしまうヒト。  多分、縁結びの鴻から「いい漢の見極め方」でも伝授されているのだろうと勝手に妄想。  にしても、鴻の衣装の面倒くさいコト。白雀から見れば「ほぼ半裸」の薄手のヒラヒラした衣装なのです。頑張って薄い布を描き込みましたのです。 01.18
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