検証描き比べ

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検証描き比べ

 自分では試行錯誤して未だ悶々状態のガラスペン。描きやすいと思っている筆書き。ホントのところ、どうなんだろうと思いまして、同じ鉛筆下書きをトレスしてみることにしました。インクは共通してパイロットさんのブルーブラックを使用します。  生贄に選んだのは、イメージが固定しているオリキャラ、白雀くん(後日譚バージョン)。ここんとこネームドキャラを描き続けている『遠仁と夜光杯』の主人公君です。  まずは、鉛筆線画。自分ではこの線が一番しっくりくる~。96dcb884-8ee8-41ed-83c9-fb363ffbc466  コレを、まずはガラスペンでトレスしてみます。 8310997c-6b60-4047-aa15-4ba19655cf1a  良い感じで影になっていた当たり線の水色が無くなったので、結構印象が変わってしまいますね。だいぶんマシになったとはいえ、私的には線の硬さを感じます。  さて、次は丸ペンで描いてみましょうか。 46dccf44-0592-421b-b1e0-f8c16a595795  線の強弱が出せるようになったので、髪の線に繊細さが出せてる気がします。丸ペンは「いい線が描ける運筆方向が固定している」のが特徴。ストローク? とか言うらしいです。それ以外の方向に線を引こうとすると、紙にペン先が引っかかります。だから、紙をクルクル回しながら描かなくていはいけません。  では、次に水彩筆。これまで画用紙に描いていましたが、筆だとテクスチャを拾って繊細な線が引けないのでフラットな洋紙に描きます。 5d314003-3232-442f-bacc-477b449558ca  あ、袖口描くの忘れてるわ。色が淡くなるのは、水彩筆が含む水分のせいだと思います。おかげで全体的に柔らかい印象になります。この線、嫌いじゃないんですが、彩色すると余計に印象がボケるので仕上げとして線画のエッジをたてる作業が必要になります。つまりは、線画の要所をなぞって印象を締める必要があるということ。  結局、どれも中途半端やんけw  どれかにこだわることなく、使い分けるのが正解みたいですね。  次のページに、ペンと線をまとめました。
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