インプット

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 うん。自転車で片道45分の通勤は、流石にどうかしてると思います。そこの事業所の業務は、次年度3ヶ月に1回に減らしてもらいました。1月1回にしてって言ったら、偶に月2回くらいぶっこんでくるので信用ならんのです。ホームグラウンドにしてる事業所が片道30分のところなので、あっちからすれば「そこまで来られるならこっちまで来ても誤差の範囲内」って理屈なんすよ。  雇いあげ当初は片道15分のところだったから引き受けたんですけどねー。どんどん遠くなるのはどういうことなんでしょう。マジで謎です。  さて、今日は死守したオフ日。  かねてから気になっていた「印刷博物館」へ行ってまいりました。かの印刷大手TOPPAN様の企業博物館みたいな感じのところです。  エモい展示物にニヤニヤしてリラックスしまくってるところに仕事電話がかかってきて泡食ったのは御愛嬌。  常設展示も良かったのですが、思いがけずに刺さったのが「ブックデザイン」のミニ展示。多様な装丁手法、様々なテクスチャの紙、特殊印刷。飛び出す絵本風あり、和綴じあり、巻物風あり……。もう自由でカッコよくて、「紙の本も良いよね」って再認識いたしました。  スーベニアショップで気分アゲアゲになったモノたちがこちら。  ↓奥の二つはクリアファイルです。右の中世の貴重本みたいなエモエモな奴は『キャズロン活字鋳造所 活字見本帳』で「キャズロン・オールド・フェイス」というフォント見本。最近「箔押し」に弱いなぁ……私。 480748b9-15c2-4f7a-b007-1f9a0746ce59   下の方にあるのはポストカード。このうちどれかを、実妹に送りつけます。  やー、タイポグラフィー萌えますねぇ。21_21 DESIGN SIGHTの企画展も行っておこうかなぁ。  博物館の常設展示見てて、今更気が付きました。日本人の識字率が高いのって環境的に至極当たり前の現象だったのですね。来年の大河ドラマで蔦屋重三郎をやるらしいですけど、印刷業界が盛り上がるにはそれを必要とする人たちが居なくちゃ話にならないんですよ。巷の人が普通に字を読めるからこそ、多種多様な刷り物が出回るわけで。読めるから刷ったのか、刷られてるから読もうと思ったのか、……。  製版技術が発明されたヨーロッパでは印刷物が長らく一部の人のモノだったのと対照的。  新たな知見を得ましたのよ。  ということで、今日はインプット報告のみといたします。 01.25  
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