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生きてる者、全員集合！
息子とお嫁ちゃんは
2階の寝室に入ったきり
何か話してるようだった。
涙を拭いて階下に降りてからのことは
正直よく覚えてないけど
私は、エイコさんに向かい合って座り
もう、抑えることはせず(出来ないと諦めた)
怒りをぶつけた。
覚えているのは
「お母様の言葉はいつも
思いつきの軽々しい言葉で
それは結局『嘘』で
周りの人を傷つける」
と繰り返したこと。
コレは長年苦しめられたコトで
本当だけど
これを書いている今(1月7日)は
言ってもしょうがないこと
と思ってるが…
でも、一方
あの時は
エイコさんにコレを言わないと
私は、元旦食事会の準備も何も
始められないどころか
動けなかった。
ひとしきり言い終わると
(そばで聞いていたぽんちゃんに言わせると
かなり執念かったらしい。。。)
赤いカシミヤのセーターに
貸してあげたピンクの袖なしハンテンを着て
ウィッグもかぶってないエイコさんは
ごめんなさい
と言ってちんまり俯いて座っていた。
その姿を見て
私はふと冷静になり
「なんか『反省ザル』みたい」と
思ってしまった。
隣の椅子で黙って聞いてたぽんちゃんに
ちょっと言ってみた。
「反省ザルみたいじゃない？」
ぽんちゃんは
下を向いてニヤリとした。
そして、私が席を立って2階に行った後
エイコさんに新しくお茶を淹れてやり
私の作りおいたチーズカレードリアを
温めて食べさせてくれたみたいだった。
次降りてくると
エイコさんはチーズドリアの容器を
自分で洗っている最中だった。
化粧水、乳液、化粧道具
大きな拭き取りコットンと
卓上ミニドレッサーを
テーブルに置いて
コレでお顔を拭き取って
自分でお化粧してね
と言って、食事会の準備を始めた。
いつもなら
お化粧を手伝ってあげるけど
とてもそんな気になれなかった。
お嫁ちゃんが降りてきて
ニコニコして
「何か手伝えることありますか？」
と訊いてくれた。
ありがとうー
じゃあ、わさびを練ってもらえる？
お嫁ちゃんがわさびを練り始めると
エイコが、水が足りないとか
練り方が違うとか
色々口出ししてた。まったく…
そうこうしてるうちに
お義父さん、お義姉さんも
ぽんちゃんの車で到着した。
では、今年もいい年になりますように
かんぱーい🍻
ぽんちゃんの音頭で食事会は
なんとか無事に始まった。
そう、
なんと言っても元旦は
ぽんちゃん、六面八臂の活躍でした🙌
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