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壊れた人間のすることに傷ついてはイケナイ
3日。
目が覚めて
まんじりともせず
窓が薄明るくなってるのを確認して
良かった、真夜中じゃなかった
私ちゃんと寝たんだわ
と安心した。
自分の胸の様子を確認してみた。
心の傷口がまだずきずきし、
ミゾオチの辺りに
冷たーい塊が詰まってるけど
出血は止まった
枕も涙で濡れたりしてない。
なんでこんなに
傷ついてるのか
自分でも不可解
更年期とも関係してる？
昨夜は１１時半までぐずぐずしてたけど
寝つきも良かったし
６時半までは寝た。
暇さえあれば文章を書いて
傷をいやしてる。
お昼前に
４枚切りの食パンをトーストして
カルピスバターを溶かし塗り
食べました。
1時ごろぽんちゃんが
コンビニでカレーヌードル買ってくるけど
ふじのんにも
何か食べられるもの買ってきてあげるよ
と言ってくれたので
「普通の肉まん1個
スペシャルじゃないヤツ」
をお願いして
温かいうちに食べました。
朝食べたトーストは『紙』のようでしたが
肉まんは、とてもおいしかった。
ぽんちゃんは
私の暗い顔に気づくたびに
近づいてきて
黙ってグッとハグしてくれた。
こういう人が身近にいることは
当然じゃない
その点、私は幸せな人間なんです。
ですが
思い出しては
急に涙があふれる私に
とうとう、夕方ごろ
ぽんちゃんが真面目な顔をして言った。
「きつい言い方すると
オヤジもエイコちゃんも
もう完全に壊れてるんだよ
壊れた人間のすることで
いちいち傷ついたらイケないんだよ
ふじのんは
エイコちゃんのことが好きすぎる」
まったく
おっしゃるとおり。
壊れた人間に
まともな感情を求めるから
こんな目に遭う。
でも
頭では
理屈は判るんだけど
心が………
わかってくれないのよ
「まあ、時間が経てば
だんだん心も立ち直るよ」
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