夕飯

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夕飯

結衣が手を洗ってる最中から、早く食べたいのか九瑠璃はレンジにお惣菜を入れようとする 「そのままだとレンジも惣菜もダメになるから、座って待ってなさい」 結衣はすんでのところで九瑠璃を止める。 「なんで?」 「ここのスーパーのはレンジでやると、パックが溶けるのよ」 「トースターでも温めた方が美味しくなるし、レンジだけでやるにしてもその時間は長すぎる」 「うるさいなぁ」 「たこ焼きは後でレンチンだけにするとして、それ以外をまずはお皿に入れて、30秒ほどチンして。」 「はーい。」お皿に入れる頃には結衣も箸を持って手伝う 「結衣は休んでて」 「休みません。気遣いできる様になったのは褒めてあげるけど、休んだら食べれなくなる」 「食べれるもん!!チンするだけだもん」 「結局私が指示してるでしょ?」 「分かったよぉ」 とても不満そうである 手際よく冷蔵庫にそのまま入れていた鍋を出し煮立たせる。昨日の夜の汁物である。 「美味しいご飯の為よ。長くんにもちゃんとお礼言っとくから」 「私が買ったんだよ?」 「そうだけど、長君のアイディアでしょ?九瑠璃なら買ってもお菓子でしょ」 「そうだけど、、、次回から覚えておきます」 少し可哀想になってきたので、何かないかなと思い考える 「長くんには九瑠璃から言っておいて貰おうかな。九瑠璃から言った方が喜ぶだろうし、唐揚げとかも長君のアイディアでしょ?美味しかったって食べてから送っといて」 「はーい」 少し持ち直した様だ。単純なものである。。
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