第2話 彼女の名は

11/19
前へ
/34ページ
次へ
「じゃの〜鬼一。カガクとやらが発展したおかげでずっと同じ場所から動かず、四角い光る鏡と向き合っておろう」 呆れた顔で滝夜叉姫が言う。 「皆方そうは言わずに、確かになんの目的もなく時を流すのは価値が見いだせない。だが脅かす邪教と邪鬼がいつ襲いかかり、百鬼夜行の復活が脅かされる今、彼奴等なりの充実した時間では無いですか?」 元の元凶を辿りながらかぐや姫は言う。 「だからこそ我々が立ち上がらなくてどうするんです!!」 「びっくりした………」 「鈴鹿殿、無言なのは構わないですが突然大声を出すのは遠慮願いたい」 突然の声に注意をする夏蝶。 ビクッと肩をあげてしまったかぐや姫。 熱い弁を述べた者の名は鈴鹿御前(すずかごぜん)。鬼と戦い口説いた女。 「失礼。しかし陰陽師たちの人員も確保しなければならない」 「ええ。気づいてる者も見て欲しい」 するとかぐや姫は手や、指で結界を作り1つの表を術を見せた。 「これまで邪霧の発生頻度が高くなっているのはご存知ね」 今月始まって早1週間に1件が出現。先月は10件に及ぶ邪霧が現れ1部混乱を生じてしまった。
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加