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「稲殿!」
水道管に通ずる床のハッチを開けると1人の人間と人型で翼をが生えていた妖怪が1人水を浴びながら睨み合っていた。
「もう!白狼天狗さん!だからそのままにしておく方が良かったんですよ!」
「否!どちらにせよそのままにしてたら水がたまるであろう、そうなれば」
「だとしてもびしゃびしゃです!」
ハッチの上から覗いていた美幸は微笑みながら傍観していた。
龍鳳もまた1人知らない人物がいてこんな状況に開いた口が塞がらない。
「やれやれ。.........」
美幸が太ももの側面に装備していた札入れから一札指で挟みながら何かを唱え
「はっ」
水道管に札を貼り投げ吹き出した水を抑えた。
「美幸先輩!」
「美幸殿...」
ハッチから覗いてる美幸に気づき2人は会釈をした。
「すみませんでした。結局水道管の修理ができず逆に水浸しの事態に」
「いや、あなたが刀を振り下ろし..ぐふぅ!」
稲が最後まで言い切る前に白狼天狗が横から腹に肘打ちをした。
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