バレンタイン調教

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バレンタイン調教

 沙莉の出演ドラマがクランクイン、ヒロインと恋人を取り合うライバルの女性役だ。セクシーでズルい女を演じる。キスシーンやベッドシーンまである。露出は下着姿やバスタオル巻きまでと聞いてるが、少し心配している。  同時にバラエティ番組への出演も増えて、急激に忙しくなった。家から都心まで1時間半ほどかかるから毎朝6時には起きて、7時には家を出る。収録が早い日だと6時に家を出る日もある。  夜も遅くなった。大抵は21時を回る。それでも沙莉は私の食事や店の心配をする。夏希を15年も独りで育てたのだから、家事の心配などいらないのだが、沙莉の性分だろう。  「御主人様!どうしよう!」「どうした?」「夏の五大都市コレクションモデルに受かっちゃった!」「おめでとう!やったじゃないか!」  沙莉出演ドラマがクランクイン、バラエティ番組への出演依頼も入り、急激に忙しくなる。  夏の五大都市コレクションモデルに抜擢される。この仕事は沙莉の夢で、ここから世界的なスーパーモデルや国際的女優になる場合も多い。また夢に一歩近づいた。 「ウォーキングやポージングの勉強にここに行きたいんです!」ここにも通う、更にジムにも通いたいという。彼女のギャラも上がったから費用の心配は無いが…。 「うちから通うと毎日大変だから、マンションを借りよう。」「ここから通います!」「沙莉、これはお前の人生のビッグチャンスだ!多分、もっと大きな仕事も来る!絶対に掴み取れ!」「えっ、でも御主人様と一緒にいたい。」「ちょっと淋しくなるけど、休みの日に会える。それにどんなに売れっ子になってもピークは二〜三年だ。ちょっとの我慢だ。」 「でも、いや!」「来月には美羽も上京して来るし、二人で住んでみたらどうだ?二〜三年なんてあっという間だぞ!」  渋る沙莉を説得してマンションを借りることにした。美羽に電話をかけた。沙莉とは毎日のようにLINUをやり取りしているが、私が美羽の声を聞くのは一ヶ月ぶりだ。 「もしもし、御主人様こんばんは~!お変わりないですか?」途中でテレビ通話に切り替える。「うわっ!お姉ちゃん!テレビ観てるよ!」「何だか恥ずかしいな!ありがとう!」  美羽に沙莉との同居の話をすると、「やったぁ~!夢みたい!」めちゃくちゃに喜んでいる。これでやっと沙莉も決心が着いたようだ。  早速、都内で不動産会社を経営している友人に連絡を取る。「若い女性二人?おいおい愛人か?」「いやいや、娘の友人だよ!」山手線か地下鉄の駅から近くて、治安が良くて、生活しやすいところがいい。  色んな条件を話して、選んでもらうことにした。  二日後、不動産の友人から何軒か良いのがあるから内覧に来ないかと連絡があった。  友人は沙莉の美貌に圧倒されていたが、売り出し中のタレントだと説明すると、セキュリティのしっかりしたレディースマンションを紹介してくれた。有名人やクラブのママが住んでいるという。間取りは3LDKでリビングが15畳もある。家賃は少々高いが、三人で相談して、彼女達の収入が上がるまで、毎月いくらかを援助することにした。  私もようやく店の裏の土地を購入することになり、サクラバイオレットの本格的な養殖を始めることにした。  新しいアルバイトも探さないといけないし、仕事量も増えるだろう。  沙莉の休みに合わせるために、店の定休日も不定休に変えた。  どこに人の目があるかわからないので、沙莉の荷物は宅配便で送り、家具や家電は沙莉が自分で購入するようにした。  沙莉はもう有名人だ。街中で一緒に居ると、いつスクープされてもおかしくはない。 「今月いっぱいで離れ離れになりますね。」「うん、暫くの辛抱だ。次の休みはいつ?」「明後日の月曜日です。」「どこか行きたいとことかは?」「えっ、デートですかぁ?」「うん。」「やったぁ~!」「調教も兼ねてだぞ!」「はい。御主人様!」  結局、遊園地に決まった。沙莉が引っ越す前の最後の調教になるだろう。 「うっ、あっ、あん。」助手席に座る沙莉の顔がほんのりと赤い。「ハァハァ…。」「大丈夫か?」「はい…感じ過ぎちゃいます。」  沙莉の股間には革製の調教バンドを装着して、直径3cm長さ12cmのディルドをヴァギナとアナルに呑み込んでいる。車が揺れる度に刺激され、吐息と喘ぎ声が上がる。  40分ほど走って遊園地に着くころには、私ですらドキっとするほど瞳が淫らに濡れていた。強い刺激に耐え、私の左腕に抱きつきながら歩く。二月の平日しかも午前中だからか、人が疎らにしないない。  歩いている途中で、内股になりガクガクと震える。「ハァハァ…。」快感に耐える沙莉がどうしようもなく可愛い。でも、もっと虐めたくなってしまう。 「御主人様!あれ、乗りたい!」沙莉が指差したのはジェットコースターだ。「これ着けながら大丈夫か?」「はいっ!」  ジェットコースター最高点に上がる時のガタンゴトンという振動が沙莉の二穴を刺激する。「アッアッ…。」ジェットコースターが降下する。「んぁ、アアアッ…ダメ。イっ、イくぅー!」ジェットコースターに乗りながら二回のオーガズムを迎えたようだ。 「ハァハァ…。」ちょっとふらつく沙莉をベンチに座らせる。「辛そうだなぁ、外すか?」「嫌です!ご調教だから、耐えきってみます。」沙莉の頭を引き寄せて唇を重ねた。熱い舌が侵入してくる。吸い付き絡め合う。 「んっ、んんんー。」沙莉の身体が痙攣する。また達したようだ。「ハァハァ…好き。」 「次はあれ!」沙莉が行きたがったのはお化け屋敷だ。幼い頃、怖すぎておもらししたことがあるらしい。「今日もおもらしするかな?」「もう、しませんよぉ!大人なんだから。」ビクビクしながら、私の左腕を強く抱きしめる。 「きゃぁー!いやぁー!」沙莉の絶叫が恥ずかしいほど響く。「もう、嫌!出たい!」出口へと急ぐが演出がある度に絶叫してしゃがみ込む。   「もう、絶対に入らない!」涙目でむくれている。「だから、言ったのに。ハハハっ。」「もう、やだぁ。」私に抱きついて胸に顔を埋める。沙莉の小さな頭をそっと撫ぜる。    フードコートで簡単なランチを食べて、この遊園地のウリである巨大観覧車に乗る。「うわぁ〜!大きい!」「一周40分だって。」  観覧車に乗り、沙莉を膝の上に乗せる。「欲しいか?」「はいっ!」「フェラしなさい!」  沙莉が膝まづいてペニスを咥える。靴の先でディルドをコンコンとノックする。「んっ、んぐっ、んんん…。」  座席に上半身を乗せて四つん這いにする。コートごと沙莉のニットワンピースのスカートを捲る。黒いパンティを下ろすと白濁した愛液が糸を引く。調教バンドを緩めた。二本のディルドはマジックテープで固定してある。 「ほら、抜けないように押さえてろ!」ペニスにコンドームを着けローションを塗る。 「どっちに欲しい?」「御主人様のお好きな方に…。」アナルのディルドを抜き、ぽっかりと口を開けたアナルにペニスを挿入する。  ヴァギナにディルドを咥えさせたまま、根元まで一気に入れた。「アッアッアッ、アッぐぅー!」ガクガクと沙莉の腰が波打つ。入れただけでイってしまったようだ。「イっちゃいました!ごめんなさい!」「前のディルド離すなよ!」内臓を掻き出すようにペニスでアナルをえぐりながら、沙莉の白い尻を平手打ちにする。パンっパンっパンっ。「アッ、ダメー!イっちゃうー!」射精感が上がってきたので、動きを止めて、尻を打つ。「いやぁー、またイっぐぅー!」痛みが快感へとすり変わっている。  コンドームを外して沙莉のアナルに入れ、ディルドで蓋をする。元通りに二本のディルドを調教バンドで固定した。  下に着くまで沙莉を対面座位で座らせ、何度も唇を重ねる。何度も細い身体がガクガクと波打つ。ディルドを入れているせいか、それだけでも、オーガズムに達するようだ。     「そろそろ遊園地はいいか?」「はい!御主人様!」いくつかアトラクションを回って家路に着くことにした。  自宅に戻るとバスタオルを敷いた硝子テーブルの上に調教バンドを着けただけの沙莉を仰向けに寝かせた。テーブルの脚に大の字に縛り付ける。  焦げ茶色のどろりとした液体を沸かせた鍋を持って来た。「何かわかるかな?」「チョ、チョコレート?」「明日はバレンタインだからな。ほら、熱いぞ!」スプーンで掬って沙莉の白い肌へ垂らす。「あっ、熱い!熱い!」溶かしたチョコレートの熱さに沙莉が身悶える。  白く大きな乳房を周囲からチョコレートでコーティングしていく。「いやぁ、熱い!」もちろん火傷するような温度ではない。50℃に温めてある。 「口を開けろ!」「ひぃ、は、はい!」ポタポタと口の中に落とす。最初は目をつむって顔をしかめていたが、あまり熱くないことに気付いたようだ。「あっ、あれ?」「ハハハっ、そんなに熱くないだろ!」  沙莉に唇を重ねチョコレートを味わう。続いてチョコレートコーティングした乳房を舐めていく。「アッアッ、嬉しい!」 「沙莉、してみたいことあるか?」今日は沙莉の要望も聞こう。「あの…御主人様にチョコ塗って舐めたいです。」「えっ?」「ダメですかぁ?」「まぁ、いいけど…。」  調教から外れるが、たまにはいいだろう。  沙莉の指示通り、ビニールを敷いた床の上にうつ伏せに寝た。尻に温かい液体が垂らされる、チョコレートだ。沙莉の舌が尻の上を這いチョコレートを舐め取っていく。尻の谷間に垂らされた。「おい!シャワー浴びてないぞ!」「この前のお返しです!」沙莉の熱い舌が尻の谷間を下ってアナルを舐める。アナルに吸い付き舌を挿し入れてくる。何度も繰り返してから、仰向けにされた。  すっかり楽しんでいるようだ。今度は、乳首やペニスにチョコレートを垂らして、ペロペロと舐める。 「御主人様、欲しい!」「いいぞ!欲しい穴に入れてみろ!もう一つは入れたままだ。」沙莉にディルドを抜けないように押さえさせて、調教ベルトを外す。 「今度は、こちらにください!」ヴァギナのディルドを抜いて、アナルのディルドを押さえながら、ペニスを迎え入れる。「あぁ、キツい。」アナルにディルドが入っている影響だ。  体を起こし対面座位で沙莉の尻を上下させる。ディルドとペニスが交互に中を突く。 「いやぁ、イっ、イくぅー!」「ま、また、イっくぅー!」何度も短い間隔でオーガズムを迎える。「アアアッ…アアアッ…んんんー。」喘ぎ声が変わった。「ダメ…アアアッ…壊れちゃうー!」繫がった部分から湯のように潮が噴く。 「いやぁー!ダメー!」壊れたロボットのようにガクガクと身体が震えている。  射精感が高まり、沙莉の奥へと放った。同時にアナルのディルドを押し込む。「アアアッアアアッ…。」大きく仰け反り被さった。勢いに圧され仰向けになった私の上で、沙莉が荒い呼吸をしている。 「あっ、いや。」ゴトっと音がした。アナルのディルドが抜けたようだ。ペニスを咥えたままのヴァギナがまだ強い収縮を繰り返している。  また、ビクビクと震えた。まだ余韻で感じているようだ。 「ハァハァ、ずっと御主人様とこうしていたい。」「私もだ。」  調教後、いつものように二人で湯船に浸かる。沙莉を後ろから抱きながらふわふわと湯に浮く乳房を楽しむ。 「あの…。」「ん?どうした?」「我儘言ってもいいですか?」「言ってみなさい。」「はい。」ちょっとためらいながら沙莉は話した。 「月末まで御主人様と一緒に寝たいです。あの、入れるだけでも、少し触ってくれるだけでもいいので、して欲しい。キスも。」    そんなことをすれば、離れるのが余計に辛くなってしまう。 「いいよ!でも、睡眠時間をしっかりとるのが約束だ。」「やったぁ~!」沙莉が振り向いて跨った。 「あの…、御主人様の欲しい!」
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