クリスマス

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クリスマス

 もうすぐ、初めて二人きりのクリスマスだ。さて、どうやって過ごそうか?クリスマスの調教なんてのもいいかもしれない。 「沙莉、クリスマスは美味しいディナーと高級ホテルに泊まるのはどうだ?」「わぁー!嬉しいなぁ。どうしようかな~?」 「ね、御主人様。お誕生日に美味しいディナーをご馳走になったばかりだし…。お家でクリスマスってダメですかぁ?」「いや、全然いいけど、それでいいの?」「あの…。一緒に寝ても…。」「クリスマスなんだから、全然いいよ!」 「やったー!じゃ、クリスマスチキンを焼いて、ツリーとかも飾りたいな。」  まるで、少女のように純粋で澄んだ瞳で笑う沙莉、調教の時とはまるで別人のようだ。 「クリスマスプレゼントに欲しいものとかある?」「うーん?怒らないで聞いて貰えますか?」ついに超高級ブランドのバッグか、それとも服か、いやダイヤかもしれない。ここは主人として奮発しないと…。 「えーっと、こんなのしたいんですけど…。」スマホを片手にソファーの左隣に腰を下ろした。「えっ?これか?」「は、はい。」心配そうな目で、私を見つめている。  スマホの画面に映っているのは、ボディーピアスのページなのだが、ピアスを開けている部分に問題がある。  乳首、クリトリス、ラビア。 「これ、開けたいの?」「はい!」「何で?」理由を聞くと勉強用に預けたマニア誌にピアスをたくさん開けた女性が載っていて、自分もしてみたいということだった。 「乳首は、これからモデルや女優として活躍する時に露出する場合があるからやめなさい。せっかく綺麗な形と色なんだからダメ。」  沙莉的には小さめの薄いピンクの乳首が未発達に思えて、大きくするか強調して見せるかをしたいらしい。 「ちょっとぐらいなら大きく出来るよ!まだ使ってないけど、吸引するのがあるよ。」 「クリトリスとラビアのは?」「うーん?整形外科に行かないとわからないけど、沙羅のクリトリス小さめだから包皮のほうがいいんじゃないかな?でも、タダでさえ敏感なほうなのに大丈夫か?」 「うーん、着けてみないとわからないけど…。御主人様と離れていてもご調教して頂いている気持ちになりたくて…。」「ちょっとしたことで刺激されるから辛いぞ!」「はい。」奴隷にピアスを着けるのは私も未経験だ。沙莉は、私の手でピアスを開けることを望んだが、衛生面と失敗出来ないことから美容整形外科で施術してもらうことにした。  少女のような瞳から淫猥な瞳へと変わっていく。  沙莉が美容整形外科にネットで予約を入れた。 「あと…こんなのも…。」「おいっ!これは入れるのは簡単だけど消せないからダメだ!」  沙莉が泣きそうな顔で私を見ている。  性器の上部、僅かに残るアンダーヘアの下に「T.K's Slave」とタトゥーを入れたいというのだ。文字の後ろに赤い薔薇までだ。  黒い色はレーザーで焼いて消せるが赤い色は切開しないと難しい。もちろん、焼いた傷跡も切開した傷跡も残るし、綺麗にするまで長期間かかる。  それに私と別れた後、どうするというのだ?  仕事で露出する場合もあるかもしれない。沙莉の未来を考えると許可出来ない。  まずはボディーピアスショップに行きピアスを購入した。沙莉はステンレスでいいと言ったが、大切な奴隷に着けるのだからと金製にさした。細い棒のピアスと小さなリングのピアスだ。  沙莉と一緒に美容整形外科へと向かう。局部麻酔で痛みはほとんどないようだ。セックスもピアスを着けたままなら、今日から大丈夫という。受付を済ませ問診票を書いて待つ間、沙莉はずっと私の手を握っていた。女医だが恥ずかしいのと、少しは怖いのだろう。  施術は30分もかからなかった。暫くは麻酔が効いているから痛みも感じないようだ。  炎症も多少あるだろうし、衛生面も鑑みて、今日の調教は公園での軽い露出プレイにした。 クリトリスの包皮に着いたピアスと舌で挟んで転がせるし、クリトリスを露出させやすい。  今日は、私が動かさずに騎乗位で沙莉が射精させるのが、調教課題だがギリギリのところで私が耐えきってしまった。  罰としてペニスを舌で掃除させながら、オナニーをさせる。口内で射精するまで、イくことは許されない。  二日後、朝からロケがあった沙莉が夕方に帰って来た。「あの、ちょっと見て貰ってもいいですか?」真剣な眼差しで見つめている。ピアスの穴が炎症でも起こしているのだろうか?  客が居なかったので、一旦店を閉めて自宅のリビングへと向かう。沙莉が下半身だけ脱いでソファーに浅く腰掛けた。沙莉の股間を覗き込む。「ん、腫れてたりはしてないな。」沙莉が両足を手で抱えた。「あの、こっちです。御主人様怒らないで…。」そんな怒るようなことなど…。 「あっ!」ヴァギナとアナルの間、蟻の戸渡りと言われる部分にセロファンのような物が貼られ下に例の文字のタトゥーが小さく彫られている。 「お、お前、こんなことして!俺と別れてからどうするんだ?」「別れても、死ぬまで飼ってください。御主人様に他の女性が出来てもかまいません。」沙莉の大きな瞳から涙が溢れて来そうだ。  沙莉の懇願に思わず涙が出そうになった。沙莉の性器に貪りついた。「嫌!御主人様ダメ!シャワー浴びてないですぅ!」構わずラビアを口に含み、クリトリスを舌で転がす。 「アッアッアッ…。ダメ汚いですぅ…。」パッションフルーツとチーズを合わせてような匂いを放つ沙莉のヴァギナから白い愛液がとろりとアナルに垂れていく。 「だ、ダメ!アンアン…アッアア、イっちゃいますー!」構わず舐めまくる。クリトリスの包皮を剥き舌先を左右にグラインドさせる。 「あっ、いや!い、イくー?」  「ちょ、ちょっと…感じ過ぎちゃいます!御主人様、まっ待って!」構わずにラビアの溝に舌這わせる。ヴァギナから下へ、両手で太腿を押さえながら生き物のようにヒクヒクて蠢くベージュ色のアナルへと舌を挿し込む。 「いやぁ~!やめて汚いー!」腰を引いて足を下ろそうとする沙莉の腿を平手で打つ!  パァン!「痛っ!」動きが止まる。アナルを口で強く吸い、舌を深く差し入れ。左手の人差し指でクリトリスを転がしながら、直腸の入口を舐め回す。 「いっ、いや…。アッアッアッ…。」 「ダメー!イっくぅー!」  二三度大きく仰け反り、激しく痙攣している。 「そのままだ!」足を抱えたままの沙莉のヴァギナにペニスをゆっくりと挿入する。 「あっ、あ…ご調教じゃないのに…。う、嬉しい!」沙莉の長い両脚が腰に巻き付く。 「うっ、アッアッ…ふ、深い!奥にあたる!」腰を回して沙莉の子宮口を探る。亀頭のくびれあたりに蒲鉾のようなコリっとした感触がある。亀頭の上で擦るようにピストンしていく。 「な、何か来る…アッアッアッアッ…。」「だ、ダメ…。おかしくなっちゃう!アッアアアアアアー!いっいっイぐぅー!」激しく収縮するヴァギナの中で、射精する。上下に強く断続的に締まり、精液の噴射がその都度止められる。 沙莉を見ると笑顔を浮かべながら涙が白い頬を頬伝っていく。「う、嬉しい!御主人様!」腰に回した脚のホールドが強くなった。柔らかくなったペニスがヴァギナから放り出される。 「アン、出ちゃった。えへへ。」沙莉に唇を重ね軽く舌を絡ませた。 「ご調教の後しか抱いてくれないのに…。どうしたんですか?」「沙莉は、俺の奴隷だから…。お前が嫌じゃなかったら問題無いだろ?」「えーっと、毎日問題無いですよ!」「コラっ!調子に乗るな!」「じゃ、調子ついでに、今晩一緒に寝ても?」「だーめ!」「御主人様のケチー!いじわるー!」  笑いながらちょっと拗ねている。  クリスマスイヴ。EKEAでモミの木のレンタルをして、クリスマス用の装飾やイルミネーションを着けた。一旦は店に置いたが、クリスマスに来店する客は少ないというかほぼいない。メダカのサクラバイオレットを仕入れに来た業者くらいだ。 「只今〜、お店すぐに入りますね!クリスマスケーキ買って来ちゃった。えへへ。」ロケから戻った沙莉が、白い紙袋を持ち上げて見せた。  「お疲れ様、客も来ないし、今日はもう仕舞うよ!」  クリスマスツリーをリビングに運んで、ネットからクリスマスソングを流す。 「16時から調教する。」「は、はい!御主人様!」  16時より10分も早く沙莉がリビングに降りて来た。白いレースのブラジャーとTバックのパンティ、赤いガーターベルトとストッキング。どうやらクリスマスをイメージしているようだ。  クリトリスと左側のラビアに着けた金のピアスが透けて見える。  ソファーで本を読む私の隣に座り、横になって膝の上に頭を置いた。最近、甘えたい時に沙莉がこれをよくやる。何も言わず頭を撫でる。 「調教を開始する。」「御主人様、宜しくお願いします。」沙莉が足の甲に口づける。 「よし、膝の上に腹這いになれ!」沙莉を膝の上に横向きにうつ伏せにする。右手で尻を打ちやすいポーズだ。沙莉の背中をテーブル代わりに調教道具をセットしていく。感触はあるものの何をしているのかは、沙莉にはわからない。  Tバックの前の方からローターを入れてラビアに挟む。ダイヤルを回して、緩めの振動にする。  沙莉の口から吐息が洩れる。「朝、う◯こしたか?」「は、はい…しました。」白い尻に食い込むTバックを横にずらす。ベージュ色のアナルが息づくようにすぼまりを繰り返している。ニトリルグローブをはめた右手の人差し指と中指にアナル用のローションを塗り、アナルにも垂らす。  人差し指をアナルに当てる。もう何も言わなくても自分から前後に動きながら入れる。「アッ、ハァハァ…。」直腸内にローションを塗り込めていく。「アン…アン…ハァハァ…。」柔らかくなったら軽くピストンしてやる。「アッ、いやっ、アッアッ…。」  一旦抜いて中指を加え二本にする。アナルに当てると自ら呑み込み始める。前後に動かしながら呑み込もうとするが、第一関節までしか入らない。「ほら、もっといきめ!う◯ちするみたいに!」「ん、ハァ、んぐ…。」「全部入ったら気持ちいいぞ!」指を左右にグリグリと捻じる。「ほら、頑張れ!」尻のえくぼに舌を這わす。「アッ、んあ…。入りました!」 遠慮なく二本の指をピストンする。「アッアッアッ…ダメ…。イっちゃいます!」  昇り詰める寸前で指を抜く。「アッ、アン、いやぁ~!」「今から、いいことしてやるから、我慢してろ!」白い桃のような尻を平手で打つ。パンっパンっパンっ、白い尻が赤く染まっていく。パンティの隙間からヴァギナに指を伸ばすととろとろに濡れそぼっている。    背中に置いたコンドームを着けたローターをアナルに埋没させていく。「ほら、美味しいぞ!呑み込め!」アナルに当てると軟体動物が獲物を捕食するようにいきんで盛り上がったアナルが呑み込んでいく。  一つめが入った。ローターのダイヤルを回して強い振動にする。「ハァハァ…うっ、うっ…。」「ほら、気持ちいいだろう!」「あっ、ありがとうございます御主人様!」「ほら、たくさん食べろ!」二つ目、三つ目のローターを呑み込んでいく。直腸からローター同士がぶつかってカタカタと音が響く。 「ほら、四つ目だ!」「も、もういっぱいです!」パンっ、尻を打つ。「ほら、遠慮せずに食え!」「は、はい!」アナルから呑み込んでいくが、途中でつかえてアナルが閉まらない。 指でぐいっと押し込む。「あっ、ひぃ…。で、出ちゃう!」指でアナルを押さえる。簡単には出せない。 「よし、五つ目だ!」「ひぃー、お許しください!もう、入らないです!」パンっパンっ、尻を打つ。アナルにローターを当てる。呑み込もうとするが先が少し入る程度だ。「仕方ないな!」「あっ、ありがとうございます!ん、んぐぅー、御主人様、む、無理です!」四つ目のローターをグリグリと中へ押し込んでいく。「いやぁ~、入らない!や、やめて…ください!」グリグリと揺さぶっていくとゆっくりと入り人差し指の付け根まで呑み込んだ。  五つ目のローターも何とか入ったがアナルから少し顔を覗かせたままだ。合計六個のローターの振動を最大にする。 「あっ、アッアッ、アグぅー!おっ、お腹が…!」「いっ、イっても…!」「いいぞ!」  パンっパンっパンっ、再び平手で尻を打つ。「アッアッアアアア、イくー!」大きく尻が波打つ。何度も痙攣を繰り返している。 「御主人様!と、止めてください!」「ダメだ!ほら、出すなよ!」  細い背中の上で二本の赤い蝋燭に火を灯す。  溶けた蝋が内側に溜まっていく。肩甲骨あたりから赤い蝋をぽたりぽたりと落としていく。 「あっ、熱い!」クリトリスとアナルから伝わる刺激で何度もイきそうになるが、蝋の熱さがそれを止める。 「ああ、熱い!ハァハァ、お許しを!」「ダメだ。床にこぼすなよ!」「ハァハァ、アアア…。イっても宜しいでしょうか?」「まだだ。」一本の蝋燭をテーブルの置いた。 尻たぶを左手の指で拡げる。 「も、もう、イっちゃいます!」五本の色とりどりのコードを生やしたアナルに蝋を落とす。「いやぁ~!あっ、熱い!」「ほらイけ!」容赦なくアナルを蝋で埋め尽くしていく。 「いっ、いっ、イきますー!」   そのまま、波打つ尻を赤い蝋で染めていく。「ほら、熱いけど、気持ちいいだろう!」「あっ熱い、アアアアアア、いぐぅー!」  沙莉は再びオーガズムへと昇り詰め、アナルからローターを吐き出した。  ぐったりとした沙莉の上半身をソファーにもたせ掛けて、ぽっかりと口の開いたアナルに怒張しきったペニスを突っ込んだ。「あぐぅ、ンあああ…。」両手に蝋燭を持ち沙莉の背中から尻を赤い蝋で真っ赤に染めながら抽送を繰り返す。 「あああ、熱い!熱い!いやぁ~アアア…。」沙莉の腰が波打つ痙攣を繰り返す。「イぐぅー、アアア…。お尻、お尻も熱いのォ…。また、いぐぅー、ごめんなさい…。」何度もオーガズムを迎えている。  溜まったマグマを吐き出すように沙莉の一番奥で果てた。「う、嬉しい…アアア、また、イっくぅ…。御主人様のも熱いの、熱いの…。」 
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