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「来てくれたんだね…嬉しよ…」
「うん…」
「….「貴」さん、私、そんなにお金が無くって…」
「大丈夫、足りない時は俺が立て替えるから…」
「今日はドンペリ入れちゃう?」
「え、それは?」
「じゃあ、ヘネシーにするね…」
「ハイ…」
「どう元気だった…少し来てくれなかったら俺の事嫌いになったと思ったよ…」
「あのさ、今度「早苗」の家に行って良い?」
「え、…」
「俺、もう「早苗」が居ない世界なんて考えられないんだ!」
「早苗」が初めてこのホストクラブに来たのはかれこれ半年前だったか?
「早苗」は確か友達である会社の同僚三人と来店していた。
俺が「早苗」の横につき、それから「早苗」が来店するたびに俺を指名してくれた。
「早苗」はウブであり恋愛経験が少なく俺を本気で好きになっていた。
俺はこの時「早苗」を金ヅルにすると決めたのであった。
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