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1. 確か25階だったよなぁ? そこの女は体臭キツいからなぁ? 金の為とは言え、それを考えると少しめげるなぁ…? 俺はこんな独り言を呟きながらエレベーターのボタンを押した… するとエレベーターの扉が閉じようとしたその時人が飛び込んで来た… 飛び込んで来たのは髪の毛が長い女であった。 「何階ですか?」 俺が飛び込んで来た女に声をかけたが返事は無かった。 「まあ、いいか…」 俺は心の中で呟いた。 その女は髪の毛が長いため表情を確認する事が出来なかった。 エレベーターは25階に到着し扉が開いた。 「おや?女?」 エレベーターが閉じる瞬間飛び込んで来た女がいない? 「え、考えごとをしていたから気づく前に先に降りたのだ?」 「まあ、いいか…」 俺は独り言を呟きながら体臭がキツい女が住むマンションの呼び鈴を押した。 「ピンポン…ピンポン…」 「ハイ…」 「あ、俺「貴」…」 「ハイ、今開けるね…」 ドアが開いた瞬間、俺に抱きついた。 「う…うう…」 俺はその女の体臭が鼻腔に入り込み思わず呻いた。 俺、「貴」26歳、職業はホスト… 俺を指名する客である体臭がキツい女の自宅マンション25階に訪れたのであった。 俺はホストクラブではそれなりに客が付いていたが… ナンバーワンホストになろうとか? 金をたくさん儲けようとか? そんな野心は無く小遣い稼ぎとして、この様に客の要望に答えていた。 「…「貴」我慢出来ない…」 その体臭がキツい女がいきなり服を脱ぎはじめた… その体臭のキツい女は風俗ヘルス嬢であり仕事として男への奉仕から解放される為ホストクラブに通い余暇に於いて俺をマンションに招いていた。 俺はこの様な行為を掛け持ちとして4、5件行っている… 「じゃあね…」 「うん、また来てね…」 俺は小遣いをその体臭がキツい女から貰い別れ… エレベーターに乗り込んだ。 「なんか気持ち悪くなって来たぜ…」 「今日は強烈だったなぁ!」 俺はエレベーターの中で一人呟いていると… 「ドサッ…」 「え?」 凄い勢いで髪の長い女が乗り込んで来た… 「さっきの女だ…どうして?」 俺は心の中で呟いた。 そして、その女に話しかけた… 「あなた…確かさっき?」 俺が女に言葉をかけた瞬間意識が薄れ気を失ったのであった。
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