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「さて、まず1階層目いくよー!」
「どー!」
エアロとキリトの2人がにこやかにそう言うと、セルは苦笑いをした。
「エアロさん……キリトさん……」
「ん?どうしたの?」
「元気だな」
2人の反応にセルはため息をついてから言った。
「なぜ2人はそんなに楽しそうなんですか?僕と桁違いなんだし、退屈ですよね?内心は…」
「まぁ……確かに退屈だけど……」
エアロが言いかけたその時だった。
「でも、その時は無理してでもポジティブに考えようぜ。だってさ、」
キリトがそう言うとセルは首を傾げた。
「だって……なんですか?」
すると今度はエアロが答えた。
「楽しくないなら、楽しければいいじゃない!」
2人は満面の笑みを浮かべてそう言った。
***
そんな会話の後、3人はダンジョンに入った。
「さてと、まずは第1階層目だな!2人とも準備はいいか?」
キリトが聞くと、2人は答えた。
「もちろんですよ!」
「俺も大丈夫だ!」
3人が武器を構えると、セルは震えながら言った。
「で、でも本当に僕って初心者なのにモンスターを倒せるんですか?」
するとエアロは笑い出した。
「セルは相変わらずだな。」
「え?」
セルが首を傾げると、エアロは続けた。
「セルならできる!だって俺の弟子だもん!」
するとキリトも頷いた。
「そうだぜ!お前はエアロの弟子なんだから大丈夫!」
2人にそう言われると、セルは少し自信が出てきたのか震えが止まった。
「はい!!」
3人が元気よく返事をすると、ダンジョンの奥へと進んだのだった。
***
第1層は洞窟のような場所だった。モンスターもコウモリやモグラなどあまり強くないモンスターばかりだった。
「よし!セル、キリト!このコウモリを倒せ!」
エアロの指示に2人は頷くと、武器を構えた。
「いくぜ!!」
2人が攻撃すると、コウモリは簡単に倒れた。
「やったな!」
「はい!!」
セルとキリトが嬉しそうに言うと、エアロも嬉しそうに言った。
「その調子だ!!どんどん行くぞー!!」
3人はその後も順調にモンスターを倒していき第1層を突破したのだった。
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