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まずいラーメン屋もたまには、ね
いつもありがとう、出雲黄昏です。
たいがい、人からおすすめされるラーメン屋というのは微妙です。
特に麺類は個人によって好みが大きく分かれると経験則から感じている。
今回行ったのは味噌ラーメン専門店。
そもそも、味噌ラーメンがそんなに好きじゃない。豚骨派。
この時点でなぜ行った!? と。
普段から、小説を書く上で新しい体験って大切だと思っていて、ほんの些細なことでいい。
朝ちょっと早起きするとか、エアコンの温度を1℃上げるとか。その程度のことに対する気づきが物になる。
そして語れる。
そんな些細な断片が小説の糧となることが多い。
その刺激を日々取り入れるべきだと考える。が、たいがい毎日同じムーブがループ。ムーブがループ。
ああ、すいません。なんか響きが気に入ったもので二回言いました。
ムーブがループ。
そんなことを考えながら、会社の同僚が話していたラーメン屋でも行ってみるかと、ふらぁーっと立ち寄り、食った。
うん、まずい!
その割にお客さんは入っているから僕の舌が世間からズレているのかもしれない。
まず、なぜかラーメンにフライドポテトが二個ほど乗ってた。
あの長細いマックのポテトみたいなんじゃなくて、皮付きで半月型のホクッとしたやつね。
なんとこのポテトが味噌ラーメンとの相性が良い!
ラーメンまずいのに、このポテトとスープの相性だけ、面白い組み合わせでグッド。
それがまたね、ポテトがドヤ顔してきているようで腹立った。
「どや、美味いだろ。この組み合わせ」
そんなふうにポテトが語りかけてきてるみたいで。
うっせーよ。と。
でも、いつも通りのムーブでは、
ポテトがドヤ顔してラーメンの上に鎮座する姿を目撃する体験ってない。
まずいラーメン喰って
こんな風に感受する輩なんぞ、日本中探しても僕くらいでは。
つまり、これを小説にしたら唯一無二。一人勝ち、優勝!
とかアホなことを考えてる。
アホ思考ムーブループ。
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