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1月30日(水) ひろしま美術館に行きたい
こちらを更新しないうちに1月が終わってしまう!ということで、ちょっと読んだ本の感想でも。
リボルバー/原田マハ
主人公が働くオークションハウスに、ゴッホが自殺した時に使用したものだというリボルバーが持ち込まれて……
というお話なんですが、ストーリーもおもしろくて、引き込まれました。
ただ、私、ゴッホに関する知識が乏しかったもので。ゴッホの人生に関する衝撃が強すぎた。読み終わったあとは、「テオー!」と悶えました。弟のテオあってのゴッホだった。天才を支援し、支え続けた彼がいなければ名作はうまれなかったのか。兄の才能を信じていたのか。それでも、同居はうまくいかなかったからほどほどの距離も必要だったり。
ゴッホだけじゃないんだろうな。ゴーギャンのことも書かれていたけど、彼の奥さんも大変だったろうし。歴史に名前を残す人達の回りにはきっと支えたり、振り回されたりした人達がいる。天才とまで呼ばれる人が身近にいるって大変なのかも。
そして、読了後の今、ひろしま美術館に行きたくてたまらない。作中にも登場するんですが、ゴッホ最後の地オーヴェール=シュル=オワーズ村で描かれた「ドービニーの庭」がひろしま美術館にあるんです。最後の地で過ごした2ヶ月の間に描かれた一枚。
知っていたけど、たぶん見たことあるけど、もう一度見たい。きっといま見たら、まるで違って見えるんだろうな。
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