コロニー

ある日、急に自習になりあまりにも退屈だったからネットで噂になっている闇サイトをひらいたら急に画面が、いや視界が真っ暗になった。

何が起きたかわからないまま、真っ暗闇を彷徨っていたら何か柔らかいものを踏んだ。

すると、急に明かりがつき、そこには寝たきりの人びとが充電ケーブルのついた首輪に繋がれていた。
ケーブルの先には、パソコンがあった。

ボクが踏んだb2023というパスワードが書かれた首輪をしたニンゲンのパソコンには─ボクの、コロニーが、うつっていた。

これは、いったいどういうこと？

困惑していたらふたたび真っ暗になり、急に巨大モニターから仮面をつけた怪しげなオトコ？がうつりだした。

『…すべてみましたね？』
怪しげなオトコ？は、そう問いかける。
コクン、とうなずいたら、オトコ？は微笑み、何か呪文？を唱えはじめた。

あれ？ボク、いま何してたっけ。

気が付いたら、いつものコロニーでの授業風景にもどっていた。