20最終話

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 「そう言うとこおかしいし…変態!」  「ばか!ひなこ覚悟しろよ。今晩寝かせないからな」  「嫌い!もう帰って来ないわよ」  「冗談だって、ひなこ怒ってる?」  「うん、わたし優しくされるのが好き。尊さんにいっぱい愛されたい」  「もう、ひなこいっぱい可愛がるから、機嫌直して」  「うん、なに食べたい?」  「ひなこ食べたい」  「もう…尊さん大好き、じゃあ、ピザでも頼む?」  「ああ、最初からそうすればよかったんだ。俺、電話するから、ひなこなにがいい?俺?」  「違うってば。ピザなんでもいいから…」  そしてふたりでピザを食べ、その夜何度も愛し合った。  -エピローグー  その後尊さんは芦野町に引っ越してきた。新しく今までより広いマンションを借りて一緒に住むことになって、引越しをする日、陽奈子の家に彼が手伝いにやって来た。  「ひなこ、これ何?」  彼がクローゼットの奥から取り出したのは、見るのも嫌になって奥に押し込んだままになっていたTL小説だった。  彼は本をパラパラめくって、卑猥なイラストを見てにやりとした。
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