慌てるわたしを差し置き、おにいちゃんはまったく萎えていない陰茎の先端を押し付けてきた。これでもかというほど濡れたわたしの秘所は、おにいちゃんのそれを飲み込もうとするかのように自然とひくついている。
そして、おにいちゃんはわたしの腰に手を添えると、ゆっくりと自身を埋め込むようにもう一度挿入した。
「ぅあ、あ、あああっ……! あっ、きもち、いぃっ……!」
「ははっ、ほんとに気持ちよさそーな声出すなあ、おまえ。かわいい」
「あ、えっ……か、かわいい? 可愛いって言った……っ?」
「うん、言った。……かわいいなあ、ユイちゃん」
最近ではわたしをからかう時にしか「ユイちゃん」と名前を呼んでくれなかったのに、おにいちゃんは昔から変わらない優しい目をして愛おしそうに何度もその名を口にする。
七五三で着物を着たとき、当時生意気ざかりの十二歳だったおにいちゃんがちょっとだけ頬を赤くして「ユイちゃん、かわいい」と褒めてくれたことを思い出した。きっとあの頃から、おにいちゃんはずっとわたしだけを見てくれていたのだ。
「んん、あっ……おにいちゃん、わたし……っ」
「ん、どうした? はっ、またイキそうか?」
「あああっ! んうぅっ、あっ、だめ、そこ気持ちいいからだめぇっ……! あっ、いく、イっちゃうぅっ……! あああぁっ!」
おにいちゃんに「ありがとう」と今の気持ちを伝えようと思ったのに、ひときわ感じる場所を責められてまた絶頂に達してしまった。びくびくと体を震わせるわたしを労わるかのように背を撫でてくれるおにいちゃんに、息を乱しながら問いかける。
「あ、の……っ、おにいちゃんも、ちゃんと気持ちいい……? なんか、わたしばっかりイってる気がする……」
顔を見上げながらおずおずと訊ねると、おにいちゃんは一瞬きょとんとした顔をする。しかし、すぐに不敵な笑みを浮かべたかと思うと、熱くなったわたしの耳に向かって吐息をかけるように囁いた。
「……あのな。ずっと好きだった女とセックスしてんだぞ? これで気持ちよくなかったら、チンコなんかいらねーよ」
最初のコメントを投稿しよう!