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「じゃあ、どんなことされるの?」
興味津々に聞かれるけど、そんなこと言えるわけがない。
私が答えずにいると、木佐さんがチュッ、チュッと耳に口づけて、耳穴に舌を入れてきた。
「これは?」
「んっ……しません」
「宇沙ちゃん、ここ感じやすいのにね」
耳の襞を舌でなぞるように舐められて、ゾクンとする。
将司さんはキスをする以外、舌でなにかすることはない。
それが普通だと思ってた。
ぺちゃぺちゃと鼓膜をくすぐる水音に首をすくめる。
指で触れられているほうも、くちゅっと音がしはじめて、身をくねらせた。
「染み出てきたよ」
言わなくていいのに、木佐さんがわざわざ濡れた指先を見せてきて、ぺろりとそれを舐めた。
恥ずかしくてたまらなくなって、私は目を閉じた。
くすくす笑った木佐さんがショーツごとタイツを脱がす。
すぐに蜜口に顔を寄せられて、ぺろぺろ舐められる。
「きゃんっ」
ズボッと舌を蜜道に挿し入れられて、甲高い声をあげた。
木佐さんが蜜をすすりながら、舌で中を、指で愛芽を擦るから、急激に思考がかすんでくる。
気持ちいいしか考えられなくなる。
あっという間に官能を高められて、私は背を反らした。
「気持ちよかった?」
口もとについた私の愛液を手で拭いながら、目をすがめた木佐さんがささやいてくる。その表情はゾクッとするほど色っぽい。
私が荒い息のまま答えないと、木佐さんは笑った。
「宇沙ちゃんが黙るときはイエスだね」
見抜かれているようで、なんだか悔しい。
「はぅっ」
ふてくされていたのにおへそを舐められて、私は飛び上がった。
「か~わいいっ」
木佐さんは笑いながら、セーターの裾から手を入れてきた。
ムニムニと胸を揉んで、先端を摘んで、イったばかりの身体にさらに刺激を与えてくる。
蜜が垂れてシーツを汚している気がする。
それでも、布越しの愛撫はもどかしくて、お腹の奥がもの足りないとキュウキュウしてる。
「ぜんぶ脱ごうか」
私のもどかしさに気づいたのかどうかわからないけど、木佐さんがセーターも下着も全部取り払った。
彼も下着を脱ぐと、ゴムを付ける。
それを見て、身体が期待に震えた。
木佐さんのものを待ち望んでいる自分に愕然となる。
自分がこんなに快楽に弱いとは思わなかった。
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