【第三章】

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その日の夕方にハサミを持って部屋に向かった。 前までは部屋に放していても問題はなかったけど、もう大きくなってきて籠の中でも浮遊できるくらいに飛んでいるので出していなかった。     複雑な気持ちのまま籠の中に手を突っ込み、指を止まり木に添えると ピョン と指に乗ってくれる。    意外にも、インコの足の裏というのはなんともいえない触り心地があり、ずっとそのままにしたいくらいだった。
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