黄色の弟と自分

【第二章】

中に軟らかい木ｸｽﾞとも言えないものが青い箱に入っており、その中でひっそりとしながら家に着くのを待つ小さなｲﾝｺ。　　
自分で育成などしたことが一度もなく緊張をしながらも、その心に期待も一緒に入っていた。　

家に到着し、さっそく鳥カゴのｾｯﾃｨﾝｸﾞを始めた。 ﾌﾝ対策として下に新聞紙を敷き、止まり木を正確に付けて作業は終わった。　

　が、肝心の餌と水を用意してないじゃないかと思うかもしれませんが、第一章にもあるように【産まれたばかり】なので自分で食べられないのです。